「八反遺跡」カテゴリーアーカイブ

八反遺跡(9月26日~9月29日)


今週は晴天に恵まれ、調査もはかどりました。


火葬墓を完掘しました。
長方形の土坑に溝跡が直交しています。
遺物は出土していませんが、
その形から中世後半のものと考えられます。


現在、中世後半の遺構面を調査していますが、
部分的に古代以前の遺構が見えているところもあります。
写真の土坑からは、高坏など
古墳時代の土器がまとまって出土しました。


八反遺跡(9月12日~9月16日)


火葬墓から出土した人骨を取り上げました。
どの部分の骨かわかるように、図面に記録しながら取り上げていきます。


骨を取り上げた後の様子です。
底には炭の層が堆積しています。
壁面に比べて床面はあまり強く焼けていないようです。


石を集めた遺構が多く見つかっています。
石の中から15世紀頃の青磁碗が出土しました。


八反遺跡(9月5日~9月9日)


調査区北東部の調査を進めました。
この一帯は石を集めた遺構が多く見つかっています。


先週報告した火葬墓をさらに掘り進めました。
頭を北にして西側を向いて埋葬されているようです。


上の写真のものと同じタイプの火葬墓です。
遺構のサイズはやや小さく、出てくる骨も細いものが多いようです。


八反遺跡(8月22日~8月26日)


左側の遺構は壁が焼けており、底に炭が堆積しています。
焼けた骨が出土したことから火葬遺構と考えられます。
右側で十字に掘っている部分は、固く締まった土が
周囲よりやや高く盛り上がっています。


高くなった部分を掘り下げると、その下から大形の骨片が多数出土しました。
火葬遺構に関連する遺構と考えられます。


長さ2mほどの範囲に石が集中している遺構が見つかりました。
写真中央部から古銭が出土しました。


6枚の古銭が重なった状態で見つかったことから(六文銭)、
この遺構はお墓の可能性があります。


八反遺跡(8月8日~8月9日)


河川跡のトレンチ調査もようやく一段落です。
土の堆積の様子から、4つの時期の川が重なっていることがわかりました。


中断していた遺構の掘り下げを再開しました。
土の色の違いを見分けながら慎重に掘り下げていきます。


河川跡の土層断面を写真撮影しています。