![hagurojinjyanisi_201500928_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/hagurojinjyanisi_201500928_1.gif)
今週も3区と4区の遺構の精査と記録作業を中心に調査を行いました。これまでの調査で、3区と4区の南側に遺構が集中していることが判っています。
![hagurojinjyanisi_201500928_2](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/hagurojinjyanisi_201500928_2.gif)
3区の西側の尾根上にあるフラスコ状土坑は、およそ深さが2.5mほどありました。中に炭火を入れていることや、壁の崩落と埋め立てを繰り返していることが判りました。
![hagurojinjyanisi_201500928_3](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/hagurojinjyanisi_201500928_3.gif)
フラスコ状土坑の堆積状況を記録するために、図化作業を行いました。
![hagurojinjyanisi_201500928_4](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/hagurojinjyanisi_201500928_4.gif)
5区の3層掘り下げでは、5区の東側に遺物が集中していたことが判りました。これらの遺物は、出土状態から、3区の南側斜面のものが5区のほうへ落ちてきた可能性が考えられます。
![sannomaru17_20150928_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/sannomaru17_20150928_1.gif)
8区の面整理作業を行いました。北側は去年の調査区の続きです。昨年度調査した大溝の続きが出てくるでしょうか。
![sannomaru17_20150928_2](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/sannomaru17_20150928_2.gif)
8区の南側の遺構検出作業です。
比較的大きな遺構が重なり合ってるようです。
![sannomaru17_20150928_3](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/sannomaru17_20150928_3.gif)
8区南側の遺構検出作業が完了した状況です。近現代の新しい遺構と重なっていますが、東西方向に平行する2本の溝が検出されました。道路跡の可能性も考えられます。引き続いて8区の中央部と南側の遺構検出作業も進めています。
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少し古そうな遺構から、かわらけが出土しました。手捏(てづく)ねで作られ、口縁部を撫でて整形しています。
![sannomaru16_20150928_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/sannomaru16_20150928_1.gif)
P-2区東側の調査も残りわずかとなりました。
調査区中央の溝の調査を行い、土の堆積状況を記録します。
![sannomaru16_20150928_2](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/sannomaru16_20150928_2.gif)
P-3区南側の完掘全景です。掘立柱建物や竪穴住居など多くの遺構が重なり合った密度の高い調査区でした。
![sannomaru16_20150928_3](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/10/sannomaru16_20150928_3.gif)
M-1区では遺構の調査を終え、下層の確認を行いました。
![hagurojinjyanisi_201500924_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500924_1.gif)
今週は、3区と4区の遺構の掘り下げと記録作業、5区の3層掘り下げを行いました。
![hagurojinjyanisi_201500924_2](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500924_2.gif)
4区では、多量の土器や石器とともに炭や焼けた土が密集する、直径1.5mの円形遺構が見つかりました。円形の範囲の中で火を焚いたのでしょうが、その目的などはまだ不明です。
![hagurojinjyanisi_201500924_3](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500924_3.gif)
3区のフラスコ状土坑がどのように埋まっていったのかを調べるために、フラスコ状土坑の縦半分を掘っていますが、深さが2mを超えました。埋まっていく過程で、焼けた炭を土坑の中に投入していた痕跡が見つかりました。
![hagurojinjyanisi_201500924_4](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500924_4.gif)
3区のフラスコ状土坑を人為的に埋めた堆積土から、半透明な黒曜石でできた2点の「異形石器」が発見されました。異形石器は、何に使われたのかはよくわかっていません。しかし、この遺跡で見つかっている「異形石器」を見ると、黒曜石や玉髄などのきれいな色をした石材で作られていますから、服に着ける飾りやアクセサリーのような使い方をしていたのかもしれません。
![sannomaru17_20150914_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/sannomaru17_20150914_1.gif)
7区のST71竪穴住居跡の完掘状況です。
南北に棟持柱状の立派な柱と、中央にも柱が有ります。四隅と東西壁にもやや細めの柱が有ります。
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8区の表土掘削を開始しました。
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引き続いて、8区の面整理も開始しました。
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先週お知らせしたM-1の乱石積の井戸です。調査を進めて石を一段取り外したところ、石組の半周部分がはっきりわかるようになりました。
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M-1区の調査期間が残りわずかのため、悪天候をおして記録作業を行いました。
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P3区の掘立柱建物跡は、各柱穴を半分掘り下げて断面調査を行いました。図を作成してみると、深さ約50cmの柱穴と約20cmの柱穴が交互に95cm等間隔で並んでいることがわかりました。
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深さ約20cmの浅い方の柱穴では、沈下防止のため、礎石(写真)や根石で柱の基礎固めが行われています。
![sannomaru16_20150914_3](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/sannomaru16_20150914_3.gif)
先週お伝えしたM1区の土坑は、掘り下げを進めたところ、乱石積の井戸枠を確認しました。埋没の過程で、枠内に積石が崩落したもようです。
![hagurojinjyanisi_201500907_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500907_1.gif)
今週は、全国的な被害をもたらした大雨の影響で、調査時間が限られてしまいました。雨の上がった週末に、3区と4区の遺構の調査とその記録作業を行いました。
![hagurojinjyanisi_201500907_2](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500907_2.gif)
フラスコ状土坑の中に埋まった土を掘り出しています。このフラスコ状土坑は一度、南側が崩落した後、補修して再度使われていたことがわかりました。
![hagurojinjyanisi_201500907_3](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500907_3.gif)
フラスコ状土坑の近くで見つかった、中心部に焼土痕跡が認められる土坑です。中から土器片や石器がたくさん出土しました。
![hagurojinjyanisi_201500907_4](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/hagurojinjyanisi_201500907_4.gif)
幅50cm、深さ60cm程度の土坑を埋めた土の中から、緑色凝灰岩製の小さな磨製石斧が発見されました。ほかにもいくつかの土器片が、埋め土の中から見つかっています。この土坑を埋める際、埋め土の中に、これらの遺物が混入したものと考えられます。
![sannomaru17_20150907_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/sannomaru17_20150907_1.gif)
今週も悪天候の合間にST71竪穴住居の調査を進めました。
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北壁と南壁に棟持柱状の立派な柱が立っていたことが分かりました。
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南東隅です。右端は南東隅柱、残り2本は壁柱穴の跡です。
![sannomaru17_20150907_4](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/sannomaru17_20150907_4.gif)
床面には、昔の人が掘り下げた時の鋤の跡が残っていました。
![sannomaru16_20150907_1](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/sannomaru16_20150907_1.gif)
今週は大雨の影響で2日間しか調査ができませんでした。
雨の翌日は調査区の排水から始まります。
![sannomaru16_20150907_2](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/sannomaru16_20150907_2.gif)
先週ご紹介したM-1区の土坑です。土坑を埋めた土の中には、骨や炭の破片がたくさん含まれていました。現在掘り下げている途中ですが、まだまだ出てきそうです。
![sannomaru16_20150907_3](https://yamagatamaibun.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/09/sannomaru16_20150907_3.gif)
こちらもM-1区で検出された土坑です。
底の方から石が大量に出てきました。どうやら廃棄されたもののようです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research