先週に引き続きM区の表土除去を行いました。
複雑な地形のため、小型の重機での作業となります。
アオダイショウが見学に来ました。
遺構を検出した様子です。大きな溝や大型の円形の土坑などが見つかっています。農道と既存の道路との接続部分のため、C字型の調査区です。
調査区東側の竪穴状遺構の掘り下げの様子です。この範囲では、一辺が約2mの小規模な竪穴状遺構が5基確認されています。
三棟が重なり合う竪穴状遺構です。土師器(内面黒色)や赤焼土器が出土しています。
調査区の中央部の土坑跡です。1m程の大きさで、3基確認されています。
発掘調査説明会には、猛暑の中、真室川町のみなさん、真室川中学校の生徒さん、関係機関の方など、130名を超えるみなさんがおいでいただきました。ありがとうございました。
調査がほぼ終了し、ラジコンヘリによる空中写真撮影を行いました。
今回の調査区で最も西に位置する9区の調査を開始しました。
9区で見つかった遺構です。1・2区に比べて柱穴が少なく、大きい遺構が目立ちます。
7月4日から7月17日まで、2区の調査を行いました。
7月17日の調査状況です。この日の最高気温は、35.3℃を観測しました。暑い中、発掘調査を進めています。
7月17日から、3区の調査が始まりました。
古墳時代の住居跡の穴の中から甕(カメ)がさかさまの状態で出土しました。
もう1棟の古墳時代の住居跡では甕が、細かく割れた状態で出土しました。図面をとるのが大変です。
調査区の脇に生えているウコギに実がなりました。
E区の表土除去が終わりました。これまで最も広い調査区です。
引き続きM区の表土除去に入りました。慈恩寺に近い調査区です。
何が見つかるか楽しみです。
以前お伝えしたL字型に並ぶ柱穴ですが、その後の調査で、コの字型になりました。
調査区の外にも伸びて四角形に並んでいたものと考えられます。
今週から調査区中央部の遺構の掘り下げに入りました。写真は南北に伸びる溝跡(SD2)です。大きな河原石と一緒にすり鉢の破片や砥石が出土しています。
上の溝跡の西側には、三棟が重なりあう竪穴状遺構があります。この遺構の周辺では、土師器の坏や須恵器の甕の破片が多く出土しています。
発掘作業も終わりに近づいてきたのですが、調査区の出入り口付近のピット(小さな穴)から、縄文土器片がまとまって出土しました。
おとし穴の1基SK37が半分掘り上がりました。先週、深さは80cmとお伝えしましたが、それ以上深くなるようです。
山形城三の丸跡(都市計画街路)、2区の調査が始まりました。
慎重に遺構の確認作業を進めています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research