遺構の掘り下げ作業が本格化してきました。
もともと水田だったこの地区では溝跡が多く見つかっています。
掘り上がった遺構は、20分の1の縮尺で図面に記録します。
雨の日に図面の整理を行ないました。
調査区が広いため、図面用紙も数多く必要です。
郷土史研究会の方々が遺跡を見学に来られました。
掘立柱建物跡の説明をしているところです。
調査もいよいよ終盤に入りました。
急ピッチで残っている部分を掘り上げています。
ラジコンヘリを飛ばして掘り終わった部分の写真を撮ります。
その為の準備をしているところです。
この3台のカメラで撮影します。
さあラジコンヘリのテイクオフです。
車の中に設置されたモニターから画像をチェックしています。
17区河川跡の完掘状況です。
遺物とともに、かなり大きな流木も見つかりました。
18区の様子です。
下段段丘地形に堆積したと思われる比較的新しい堆積層に
トレンチを設定して掘り下げを行っています。
堆積層(上の写真)から出土した櫛(くし)と漆器です。
しかし全体的に遺物はわずかで、
古いものから現代のものまでが入り混じっています。
土坑(SX133)の底面で確認された遺物の出土状況です。
木製品が多く出土します。
土坑から出土した木製品になります。
大きさは、長さ約60cm、幅約30cmで、底に足が付きます。
木を刃物などでえぐり、窪みをつけて作った刳物(くりもの)の容器と考えられます。
住居跡(ST104)カマド周辺の遺物の出土状況です。
カマドにかけていたと考えられる土師器の甕が複数見られます。
今週から遺構の精査作業にはいりました。
土の状態を見ながら慎重に遺構の半分を掘り下げていきます。
大きな倒木の跡は数人がかりで掘り下げていきます。
残念ながら遺物等を巻き込んでいる様子はありませんでした。
掘り方と平行して図面作成も始まりました。
半截(はんさい)した遺構の土層を記録するために断面図をとっていきます。
今週も引き続き遺構の掘り下げを行っています。
山形新幹線つばさが現場の近くを通過していきます。
遺構断面図を作成しています。
9月になり、毎日少しずつ日が短くなっています。
休憩中に今年最後のスイカを食べました。
夏もようやく終わりそうです。
いよいよ河川跡の掘り下げが始まりました。
並行して遺構の配置を図面にするための測量も行っています。
9月1日より名取地区から14名の作業員が増員されました。
まずは、調査主任から遺跡の概要を説明します。
河川跡の新旧を確認するために、断面図をとります。
その結果、時代の違う4本の河川跡が重なっていることがわかりました。
2番目に古い河川跡から縄文土器片が出土しました。
かなりまとまっていて、全体の形がわかります。
深鉢のようです。
調査区西側の斜面から、柱穴と思われる遺構が多数検出されました。
柱穴の位置関係等、調査を進めて精査に臨んでいきたいと思います。
9月1日から新しい作業員の皆さんが増えたことで、
テントをもう一張増やしました。
9月に入ったとはいえ、厳しい暑さがまだ続きます。
休憩を適宜とりながら、作業をがんばっています!
調査区の中央を縦断する溝跡を掘り下げました。上の層を掘り下げた様子です。
平安時代の土器が出土しています。
溝跡は上層に黒い土、下層に粘土と砂が混ざった土が堆積していました。
下層からも平安時代の土器が出土しました。
下層から出土した須恵器の壺です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research