田向遺跡の調査区は、A区とB区の二か所あります。
今週からは、A区の北側にあるB区の表土除去が始まりました。
調査で出た土を運ぶキャリアダンプの通路を敷設しているところです。
調査区を傷つけないよう、キャリアダンプの通路上にはコンパネを敷いていきます。
A区とB区の間には、休憩用のテントを設営しています。
テントの設営場所は、調査区周辺でも比較的風通しの良い場所を選びました。
松橋遺跡も面削りの作業に入りました。
柱跡や溝跡が徐々に見えてきました。
好天が続き、水が引いてくれた反面、
逆に検出面がカラカラに乾燥するという事態に。
水分の蒸発を防ぐためブルーシートを敷いています。
南側A5区の川跡を掘り下げました。
この川は北側のA4区へと続いていきます。
A4区の作業風景です。この区はほぼ全面川跡ですが、
その中にも柱穴がたくさん検出されました。
今週の出土品です!A5区・川跡から遺物がこんなに発見されました。
中央に見えるのは掘立柱建物跡と思われる遺構で、
何軒かが重複している可能性が考えられます。
14区ではこのほかにも竪穴住居跡や柱穴が数多く見つかっています。
写真撮影のための枠組足場を組み立てているところです。
今週から河川跡の掘り下げを開始しました。
深い部分では1m以上もあり、足元はぬかるんでいるため、
掘り上げた土をあげるのにも一苦労です。
重機械を使って表土をはいでいきます。
土色の変化や土質の違いに注意しながら、
調査員が指示を出して慎重に掘下げていきます。
表土除去の後に面整理(平らに削る)を行っています。
便利クワを使って、地面を平らに薄く削り、
建物の柱穴など当時の生活の痕跡を探っていきます。
昨年度の調査では、古墳時代の土師器(はじき)が出土しました。
壷(つぼ)や甕(かめ)など色々な器種が見つかっています。
今年は、どんなものが見つかるか楽しみです。
調査区東側にあるJ5トレンチの面整理の様子です。
長いトレンチを掘るため、大人数で作業しました。
J3トレンチの壁面から出土した石器です。壁作りの作業中に出土しました。
J6トレンチでの記録作業の様子です。
平板(測量機器)を使ってトレンチ内の遺構などを図化していきます。
今週もトレンチ調査を続けました。
写真奥の山の向こうには清水遺跡(2)の調査区があります。
トレンチ中央部に竪穴住居跡が見つかりました。
南向きの斜面に遺構が集中しているようです。
もともとは谷だったと考えられる水田の向こう側が経塚森遺跡です。
さらに奥には河島山が見えます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research