「2010(H22)年度」カテゴリーアーカイブ

田向遺跡(6月7日~6月11日)


田向遺跡の調査区は、A区とB区の二か所あります。
今週からは、A区の北側にあるB区の表土除去が始まりました。


調査で出た土を運ぶキャリアダンプの通路を敷設しているところです。
調査区を傷つけないよう、キャリアダンプの通路上にはコンパネを敷いていきます。


A区とB区の間には、休憩用のテントを設営しています。
テントの設営場所は、調査区周辺でも比較的風通しの良い場所を選びました。


馳上遺跡(6月7日~6月11日)


中央に見えるのは掘立柱建物跡と思われる遺構で、
何軒かが重複している可能性が考えられます。
14区ではこのほかにも竪穴住居跡や柱穴が数多く見つかっています。


写真撮影のための枠組足場を組み立てているところです。


今週から河川跡の掘り下げを開始しました。
深い部分では1m以上もあり、足元はぬかるんでいるため、
掘り上げた土をあげるのにも一苦労です。


鎌倉上遺跡(6月7日~6月11日)


重機械を使って表土をはいでいきます。
土色の変化や土質の違いに注意しながら、
調査員が指示を出して慎重に掘下げていきます。


表土除去の後に面整理(平らに削る)を行っています。
便利クワを使って、地面を平らに薄く削り、
建物の柱穴など当時の生活の痕跡を探っていきます。


昨年度の調査では、古墳時代の土師器(はじき)が出土しました。
壷(つぼ)や甕(かめ)など色々な器種が見つかっています。
今年は、どんなものが見つかるか楽しみです。


高瀬山遺跡(6月7日~6月11日)


調査区東側にあるJ5トレンチの面整理の様子です。
長いトレンチを掘るため、大人数で作業しました。


J3トレンチの壁面から出土した石器です。壁作りの作業中に出土しました。


J6トレンチでの記録作業の様子です。
平板(測量機器)を使ってトレンチ内の遺構などを図化していきます。


清水遺跡(1)(6月7日~6月11日)


今週もトレンチ調査を続けました。
写真奥の山の向こうには清水遺跡(2)の調査区があります。


トレンチ中央部に竪穴住居跡が見つかりました。
南向きの斜面に遺構が集中しているようです。


もともとは谷だったと考えられる水田の向こう側が経塚森遺跡です。
さらに奥には河島山が見えます。


北原2遺跡(5月31日~6月4日)


北原2遺跡で重機によるトレンチ掘りを行いました。

北原2遺跡のトレンチです。重機で掘り下げた後、壁や底を丁寧に削っています。

北原2・4遺跡は事務所から離れているため、
現場のそばに休憩用のテントを建てています。
これから暑い日が続くので水分補給は欠かせません。


東熊野苗畑遺跡(5月31日~6月4日)


遺跡南側のA区のトレンチ面整理作業をしています。

遺構検出状況の略測図を作成しているところです。

縄文時代の遺構が見つかった調査区です。
黒い地山土なので遺構の検出が大変です。

水田として使われていた部分で検出した河川跡です。
10世紀平安時代に降った十和田火山の火山灰と
みられるものが大量に検出されました。