調査区の発掘が終了したので、完掘写真を撮影しました。
完掘写真撮影後、埋め戻しを行いました。遺構が埋まる高さまでは人力で埋め戻します。
本格的に調査が始まり、まずは調査区の表土を遺構が確認できる面まで重機で削っていきます。
重機で表土を削った後、ジョレンという鍬を使って地面を薄く削り、遺構を検出していきます。
今週は梅雨空のすき間をねらって高所からの全体撮影を行いました。高所作業車で20m上まで上がって撮影します。
南側の役場屋上から撮影したものです。区画のための溝と思われる黒いシミが規格的に並ぶのがわかります。
北東から撮影したものです。溝は東西に続き、画面奥で直角に曲がります。今後の調査によって、これらの性格が明らかになるでしょう。
記録作業も終了間近です。
遺構や検出面の標高を計測して平面図に記録し、作業終了です。
6月4日に開始式を行い、上曽根遺跡の発掘調査が始まりました。これから11月下旬までの約6か月間調査を行っていきます。
重機で表土を取り除く前に、調査区の範囲や平安時代の遺構面までの深さを確認するため、溝を掘っていきます。
先週につづき遺構検出を進めています。
土色変化が確認できるところには、白いロープを張って目印にします。
調査区は雨によりすっかり水没してしまいました。この遺跡の調査は、雨との戦いになりそうです。
以前お伝えした水場跡からは多数の磁器が出土しています。年代を特定する重要な手がかりとなるため、持ち帰って詳しく調べます。
石列や遺物の位置を遣方(やりかた)測量という方法を使って平面図に起こしていきます。
今週から遺構検出をはじめました。地面を人力で薄く削りながら凹凸をなくして行きます。
作業を進めると、灰黄褐色の地山に黒いシミが円形や帯状に出てきます。これらは建物の柱穴や区画溝と思われます。
一晩降り続いた雨によって水浸しになってしまった調査区をバケツリレーで排水します。
前日(28日)夜の雨で、遺構が冠水してしまいました。まずは、排水作業からです。
先週の測量で打ち込んだグリッドのピン(黄色)を残しながら、遺構を下げていきます。
5月21日に作業員さんの雇用開始式を行い、本格的に谷地城跡の発掘調査が始まりました。
調査区の土は、粘土質のため水はけが悪い上に乾燥するとガチガチに固まってしまいます。
調査区全面にブルーシートを張り、ぬかるみを作らないようにするとともに、乾燥を防ぎます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research