センター産業医の横川先生による調査現場の巡視があり、現場の安全管理や作業員の健康管理について指導を受けました。
これからますます暑くなります。適度な休憩や水分補給など、健康管理に気をつけて作業を行ないます。
F区の遺構検出作業が終わりました。
左下の黒い土の部分は谷が埋まった所で、縄文時代や平安時代の土器が出土しています。
明日は大雨の予報です。写真撮影後に全面をシートで覆いました。
水の流れる方向に気をつけながらシートを敷いていきます。
予報どおり大雨になりました。
今回の調査区は、慈恩寺がある山の山腹に位置しています。そのため、山に降った雨が調査区にどんどん流れ込んできます。
調査区の周囲に掘った溝を、滝のように水が流れていました…。
古代の住居跡を調査しています。床面ははっきりしませんが、住居跡の周りに幅の広い溝が巡らされています。
調査区の中央を横断する古代の溝跡(SD1)の土層断面です。砂質土と粘質土が相互に堆積しています。
今週も重機による表土除去が続きます。
段差の部分はアームをいっぱいに伸ばして掘り下げます。
ようやく表土除去が終わりました。
これから遺構を探す作業が始まります。
斜面を人力で削ると、複雑な形が現れました。
昔の人の土木工事の苦労がわかります。
今週の前半は晴天が続き、調査区から月山がきれいに見えました。
暑い日が続きました。調査区の木陰で休憩を取っています。
調査では古墳時代の土器が出土しています。遺構に伴うのか現在検討中です。
地形測量が終わり、重機による表土除去が始まりました。
道が狭く大型の重機が入れないため、小型の重機を使います。
重機が入れない場所は、人力で掘り下げを行います。
比較的広い平場で、1mほどの大きさの穴が4つ並んで4列、計16個見つかりました。
調査区南側の遺構検出を行っています。背後に見えるビニールハウスはさくらんぼ畑の雨よけハウスです。遺跡の周りにはさくらんぼ畑が多く、これから最盛期を迎えます。
遺構検出を終了し、調査区南側から遺構の調査に着手しました。いよいよ本格的な発掘調査の始まりです。
重機で掘り下げる前に、現在の地形を測量して記録に残します。
遺構や遺物が出てくる深さを調べるために、人力で掘り下げ、トレンチ調査を実施しました。
斜面の部分の表土を掘り下げると、地山のすぐ上から江戸時代後半頃の磁器が出土しました。
現在の段々の地形は、最終的には江戸時代以降に作られたようです。
トレンチから出土した遺物です。
蓮の花の模様の青磁碗(左上)、渦巻き模様の青白磁梅瓶めいぴん (右)などが出土しています。
鎌倉時代(13〜14世紀)、中国で焼かれたものです。
遺跡は須川の左岸に位置しています。写真の左側が須川、右側が調査区です。
現在遺構を検出していますが、写真中央の四角形の白線の範囲が古墳時代の竪穴住居跡と思われます。
ようやく草刈りが終了し、調査前の状況を撮影しました。
先々週の写真と同じ場所とは思えません。
中央の道の両脇に、多くの平場が連続しています。
これから山形はさくらんぼのシーズンです。調査事務所のある慈恩寺の駐車場には、多くの観光バスが停まります。
発掘の様子を知っていただくため、このページを印刷して壁に貼ることにしました。
重機を使って表土除去を行っていますが、アームの間から見える残雪のなだらかな山が月山です。晴れた日には遺跡から月山がきれいに見えます。
表土除去を行った後に、遺構を検出しています。地面に刺してある箸は古墳時代の土器が出土した場所です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research