田向遺跡の調査もいよいよ終了間際。
残った部分の遺構精査を進めていきます。
翌日の写真撮影に向けて、調査区全体の清掃を行っています。
調査の最終段階で、ラジコンヘリコプターによる遺跡の空中撮影を行い、
田向遺跡の発掘調査は無事終了しました。
土坑の底からほぼ完形の土器が出てきました。
スコールのような大雨が降り、わずか1~2時間で現場が水浸しになりました。
地面がカラカラに乾いていて、確かにひと雨ほしかったところなんですが…。
大型竪穴遺構に残していた土層観察用の東西南北のベルトを掘り下げました。
翌週に行う空撮のために、調査区全体を整備しました。
大型竪穴遺構は、写真の左上側に浅い皿状の土坑があり、
それを埋めたのちに大きく横穴を掘ったようです。
写真の右上には、階段状の段があります。
写真の下側に行くにしたがって、穴がひろがっています。
翌週に行われる空撮に向けて、調査区全体を整備しました。
休み明けの調査では、主に溝跡や沼跡を掘り下げていきました。
範囲が広く大変でしたが、かなり作業を進めることができました。
調査区内の壁に生えた雑草を鎌で削り落しています。
お盆休みの間に、調査区周辺の雑草はかなり成長していました
お盆休みも終わり、調査を再開しました。
休み中に雨が降り、調査区全体が水浸しになってしまったので、
排水作業からのスタートです。
川跡(SG1)の面整理作業を行っています。
白い筋状のものは915年頃に降下した十和田火山灰と思われます。
調査区の全体写真撮影のためにアルミタワーを組み立て、
その上から撮影を行っているところです。
調査区全体の写真です。
黒く蛇行した筋が古代の河川跡と思われるものです。
調査区内を縦走するように流れていたことが伺えます。
お盆明けで作業を再開しました。
今週は旧農道部分の遺構検出が中心となりました。
西側斜面から竪穴住居跡と思われる遺構が見つかりました。
複数の遺構が重なり合っていると思われます。
河川跡と考えられる落ち込みにトレンチを入れました。
下層から、さらに古い時代の溝跡が見つかりました。
土の堆積状況を図面に記録します。
平板測量も終盤です。6000㎡の記録がもう少しで終わります。
現場の夏休みが終わり、18日から調査が再開されました。
休み中に降った雨で田向遺跡は水没。
排水作業からの調査再開となりました。
遺構の精査中に、遺構(溝跡)の重複関係(切り合い)について
調査員が作業員の皆さんに説明しているところです。
遺構の精査において、重複関係は遺構の新旧を決めるのに
重要な手掛かりになります。
説明のあった遺構の重複関係を念頭において、
実際に溝跡を調査していきます。
どの作業員も慎重に作業を進めていきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research