「村山地方」カテゴリーアーカイブ

蝉田遺跡(11月12日~16日)


SG6河川跡の現状です。
土を運ぶキャリアダンプの道部分を除いて掘り上げました。


写真撮影に向けて、遺構が集中する部分を優先に掃除を開始しました。
6,000㎡という広範囲の掃除はとても大変です。


大型の遺構(26号掘立柱建物跡)は、組立式のタワーの上から撮影します。
高い所から撮影すると、改めて遺構の大きさ・形がわかります。


八反遺跡2次(11月12日~16日)


井戸跡から折敷(おしき)と思われる遺物が見つかりました。
折敷とは、現代風に言い換えれば「木製ランチョンマット」となるでしょうか。
同じ井戸跡から漆器も見つかっており、セットで使用されていた可能性もあります。


多数検出した住居跡も、ほぼ完掘されました。。
それにともない、遺物の数が日を追うごとに増えています。


住居跡の一つから検出されたかまど跡です。
右の方に土師器の甕(かめ)がつぶれた状態で現れました。
接合すれば、ほぼ完全な形になるようです。


山形城三の丸跡11次(11月5日~9日)


E-1区の埋め戻し作業です。
土を積んだトラックが大活躍です。


E-2区の土の表面をジョレンできれいにしています。
左側に溝のような遺構が出ています。


A-3区南側で遺構を掘り下げています。
河川跡ということもあって、大きな石がごろごろ出てきます。


11月になると天気が安定せず、突然雨が降ったり、晴れになったりします。
カッパを着ての作業中に発見した虹です。


蝉田遺跡(10月29日~11月2日)


SG6河川跡の調査は、土層確認ベルト部分のみとなりました。
まもなく完掘です。


SG6河川跡出土の須恵器です。壺のような形をしています。
体部下半に突起物が1個ついています。
杷手(とって)のようなものがついていたのでしょうか?


こちらもSG6河川跡から見つかった遺物です。桜の皮だと思われます。
皮を加工したもので、くるくると丸まった状態です。
おそらく、曲物(まげもの)をつくる材料として加工されたものだと考えられます。