重機で表土を剥ぎ取った後に、少しずつ土を削っていき、この地に遺された生活の痕跡を探していきます。
削って現れた黒い土の範囲は、形や大きさから、2棟以上が重なった竪穴住居の跡と考えられます。
遺跡や出土した遺物の位置を正確に記録するため、公共座標に合わせた基準点を設置しているところです。
今週から調査が始まりました。
表土を除去して、遺構検出に入りました。
調査区の全景です。まだ全体の四分の一しか掘っていません。
今週から重機による表土除去作業および鋤簾(ジョレン)による面整理作業に入りました。
B区の面整理が一段落したところで、写真を撮影しました。
中央に掘立柱建物跡を構成すると思われる柱穴が並んでいます。後日、改めて遺構の検出作業を行い、遺構の配置を再確認したいと考えています。
重機械2台を使って表土を剥いでいきます。
土色の変化や土質の違いに注意しながら、調査員が指示を出して慎重に掘下げていきます。
上段の写真の後におこなわれる「面整理」と呼ばれる工程です。
ジョレンという道具を使って、地面を平らに薄く削り、土色、土質の比較で遺構を見つけていきます。
1区南の遺構検出状況です。
最近の掘り込みや溝の他に土坑やピットが数基確認されました。
また、寛永通宝一点が出土しました。
天王遺跡の調査が5月10日から始まりました。
昨年に引き続き第2次の調査となります。
この写真は調査開始前に撮影した調査区の様子で、調査区隣には杉の木の下のところに小さな祠があります。
今週は来週からの重機による表土除去の準備のため、調査区にトレンチをいれる作業を行いましたが、平安時代の須恵器の坏や、中世陶器の破片が十数点出土しています。
今週から堤屋敷遺跡の調査を開始します。
まずは立木などを刈り取りながら、調査区の範囲を設定を行います。
表土から遺構検出面までの深さを確認するため、調査区の周縁部を線掘りをします。
岩部三十三観音で知られる岩部山山頂付近から見下ろした天矢場遺跡周辺の景観です。(写真中央が天矢場遺跡)
すぐ北側では新しい国道13号線の改築工事が実施されています。
天矢場遺跡と、隣接する加藤屋敷遺跡2次調査の開始式を合同で実施しました。
調査が安全に進むこと、発掘成果があがることを祈りながら、調査をスタートさせました。
住宅地や畑地として利用されていた調査区は市道によって四分されています。
小学生の通学路としても利用されているため、安全にはくれぐれも注意して調査を進めなければなりません。
市道沿いに安全フェンスを張り巡らせた後、調査区の外周を線掘りしていきました。
来週からいよいよ重機による表土除去作業に入っていきます。
昨年に続く2次調査を5月10日から開始しました。
7月下旬まで3ヶ月ほどの調査期間を予定しています。
先ずは機材道具の積み下ろしからスタートです。
11日から重機械による調査区の表土掘削を行いました。
写真の奥が昨年度調査した箇所になります。
中央の黒く四角い範囲は竪穴住居の跡のようです。
時代はこれからの調査で明らかになりますが、周りから出土した土器片などにより、平安時代のものと思われます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research