梅雨の季節ですが、この日はすっきりと晴れわたり、鳥海山が綺麗に見えました。
遺構検出を進めていく中で、比較的大きな遺構が見つかりました。水路跡あるいは小川跡と考えられます。
地面の乾燥を防ぐために、水をまいています。
新しい調査区の全景です。上が東、下が西になります。東から西に向かって傾斜しているのがわかります。三の丸の堀跡かもしれません。
調査区の中央に30cm大の石が連なって出現しました。中からは、江戸時代のものと思われる陶磁器、石鉢、瓦、古銭などが出てきました。
3区の掘り下げが終了し、奥の4区・5区の掘り下げに取りかかりました。
4区で見つかった遺構です。多くの土器が出土しているほか、焼土も見つかりました。炉跡の可能性があります。
墨で文字が書かれてある土器(墨書土器)が見つかりました。「内」と読めそうです。
埋甕の出土状況です。出土品は100箱を超えました。興味深い遺物が次々出土します。
竪穴住居内の複式炉の石組みが見えます。焼土も検出されました。今回の調査区には、縄文時代の集落があったと思われます。
土坑を掘り上げた状況です。底から二本の折れた石棒が出土しました。
C区の遺構検出状況の写真を撮影するために、遺構を少し掘り下げています。
C区の全景写真です。中央から奥に遺構が見られます。この後に遺構の掘り下げを開始します。
調査もあと残すところ2週間となり、いよいよ一番奥(3区)の精査に入りました。今週は雨にたたられ、ブルーシートの上にも下にもだいぶ雨水が溜まっています。
3区からは規模や向きの違う溝跡が多数見つかりました。これは比較的深くて短い溝跡で、平安時代の須恵器の破片が出土しています。
今回の調査では、初めて発掘に参加した作業員も多かったのですが、遺構掘りのコツがつかめてきたようです。
2区、竪穴住居跡の掘り下げを行いました。
あわせて、3区の掘り下げにも取りかかりました。
3区から見つかった、内面が黒い土器(黒色土器)です。
今週は、2区(真ん中の調査区)の遺構掘り下げを行いました。手前の1区では、パラソルの下で遺構平面図を作成しています。
1区の遺構の平面図を作成しているところです。調査区に水糸で方眼を作って計測し、方眼紙の上に遺構の平面形を写し取っていきます。
現在、面整理をおこなっているC区です。箸が立っている箇所に遺物が出土しています。
遺構の検出を終えたD区の平面図を作成しています。
H1トレンチで竪穴住居跡が検出されました。この写真は炉跡の検出状況で、焼土も確認されました。
炉の埋設土器の検出状況です。この土器内に炭を入れたり、火種を保存しました。中にたまった灰を利用してドングリなどのあく抜きをしました。
「台付き鉢」の台の部分が出土しました。台の上の部分も復元できるか楽しみです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research