「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

上の寺遺跡第2次(6月16日~6月20日)

kaminotera2_20080616_1.jpg
いままで調査を進めてきた2か所の調査区の空中撮影を行いました。
先に調査の終わった調査区はシートを敷いていたため、コケが生えていました。
撮影を前にきれいに掃除をしているところです。

kaminotera2_20080616_2.jpg
撮影はラジコンのヘリコプターで行いました。

kaminotera2_20080616_3.jpg
先週お伝えした一直線に並んだ穴です。地形に沿ってL字型に並んでいました。
写真左側の土塁と大溝とあわせて、寺院の中の区画として使用されたのでしょうか。


高瀬山遺跡(HO)3期(6月16日~6月20日)

takaseyama_0616_1.jpg

掘り下げを終えたF区の全景です。遠くに朝日連峰を望んでいます。

takaseyama_0616_2.jpg

地面を垂直に断ち割って、土器の埋設状況を調べています。

takaseyama_0616_3.jpg

埋められたままの状態で縄文土器を取り上げました。土壌分析で、中に含まれる成分についても調べる予定です。


川前2遺跡第4次(6月16日~6月20日)

kawamae_0616_1.jpg

今週から遺構の掘り下げに入りました。奈良~平安時代の住居跡からカマドの跡が見つかり、周囲から調理に使われたと思われる甕の破片がたくさん出土しています。

kawamae_0616_2.jpg

もう1棟の奈良~平安時代の住居跡からは須恵器の坏と潰れた状態の甕が出土しました。


上の寺遺跡第2次(6月9日~6月13日)

kaminotera2_20080609_1.jpg
大溝の断面です。中ほどに炭をたくさん含む黒っぽい層が見えます。

kaminotera2_20080609_2.jpg
炭を含む層の下の層から古瀬戸の平碗が出土しました。
他に天目茶碗も出土しています。

kaminotera2_20080609_3.jpg
ようやく大溝が掘りあがりました。
溝の右側には、直径1mほどの穴が溝に並行して一直線に並んでいます。
詳しくは次週お伝えします。


上の寺遺跡第2次(6月2日~6月6日)

kaminotera2_20080602_1.jpg
毎週お伝えしている溝の調査状況です。
3層目から出土した遺物の位置を記録しています。多くの炭や焼けた土などが見つかりました。

kaminotera2_20080602_21.jpg
3層目から出土した天目茶碗です(写真中央の茶色の破片3点)。

kaminotera2_20080602_3.jpg
土塁のすその部分から石がまとまって見つかりました。上からまとめて捨てられたような状況です。
石に混じって 宝篋印塔(ほうきょういんとう)の相輪部分が出土しました。