「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

上野遺跡第2次(9月4日〜9月8日)


今回の調査区は、ぶどう園だったところです。ぶどうの収穫を待って、第二期調査の開始です。


約6メートル幅の細長い調査区の表土を重機で除去していきます。


この区画からは、水道管敷設による撹乱が見られる以外、特別な遺構は検出されませんでした。


矢馳A遺跡第3次(9月4日〜9月8日)


RQ46出土状況 ST981から出土した石製の紡錘車です。


RP47出土状況 ST981から出土した須恵器の底です。裏に刻印があります。


A区ST981遺構精査 この竪穴住居跡は、残念ながら西半が道路の下に埋まっています。今週は、遺物を残しながら床面まで掘り下げました。石製の紡錘車や、須恵器の坏・甕が出土しています。


天王遺跡(9月4日〜9月8日)


調査の終了した南側に工事用の仮設道路を作っています。


仮設道路の工事の間、遺構の測量を行ないました。


調査区の中央に流れている溝の断面を記録しました。最下層には水が流れていたことを示す砂が堆積していました。上層には砂と泥が交互に堆積しています。


中山城跡第2次(9月4日〜9月8日)


今週から上大石家という新しい調査区の発掘を開始しました。どんなものが出るか楽しみです。


先週お伝えした遺構から伸びている溝を検出しました。どうやら配水用の溝のようです。


われらが頼もしい作業員さんたちです。秋も近づいていますが、まだまだ暑い日が続くので小まめに休憩をしています。


檜原遺跡第1次(9月4日〜9月8日)


南北に細長いE区の中央部から北側にかけて調査が進みました。突然の降雨で冠水することもありましたが、予定通り作業が進んでいます。


E区の中央部に検出した幅5mほどの溝跡を調べました。深さが1m50cmほどもありました。遺物は陶磁器が数点出土したのみでした。


興屋川原遺跡第3次(8月28日〜9月1日)


2間×4間(手前1002)、2間×3間以上の建物(奥1001)です。同じ軸線上に並んでいます。


2間×3間の東西棟で、1003と隣接します。掘り方の規模は1001、1002と比べ小規模です。


来週の空撮に備え、E区では澄みきった秋空の中で、遺構内に溜まった雨水を排水し、周囲の清掃に入りました。