「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

加藤屋敷遺跡(8月7日〜8月11日)


今週も暑い中での作業が続きました。とくに鋤簾で土を削る作業は、体力が必要です。


E区から検出された、川跡と思われるところに白線を引きました。今後、さらに調査を進めていきます。


D区の掘る範囲を広げたところ、今週も土師器や須恵器の破片が出土しました。


天王遺跡(8月7日〜8月11日)


小さいほうの調査区(B区)の遺構精査に入りました。


最上徳内記念館に博物館実習に来ていた学生さんが発掘調査の実習に来ました。遺構の掘り方や測量、土器の洗浄について勉強していきました。


来週一週間は夏休みです。シートを敷いて遺構を保護します。


檜原遺跡第2次(8月7日〜8月11日)


B区北側部分の遺構検出状況です。大きな川跡と焼土がたくさん入った遺構が見つかりました。


B区の遺構精査をはじめました。連日30℃を越える暑さの中での調査に少々バテ気味です。


来週、発掘調査はお盆のため休みになります。あちこちに穴が開いていて危険ですので、中には入らないようお願いいたします。


行司免遺跡第3次(7月31日〜8月4日)


先週に引き続き帯金具が出土しました。鉸具(かこ)という部品でベルトのバックルの部分にあたります。


昨年見つかったSD4と呼んでいる溝の残りの部分を掘り下げたところ火山灰(正面の真っ白い弧状の層)の上から、祭祀に使った木製品やどこも壊れていない須恵器の坏が出てきました。


2枚目の写真のアップです。すぐ脇に祭祀に使われた木製品である斉串がありますが曲がってしまっています。


天王遺跡(7月31日〜8月4日)


雨続きで手がつけられなかった溝の測量を行ないました。残しておいたベルトで土の堆積の様子を記録しました。


測量が終わると、あっという間にベルトがなくなっていきます。


うきたむ風土記の丘考古資料館に博物館実習に来ていた学生さんたちが、発掘の実習に来ました。


石畑遺跡(7月31日〜8月4日)


現在調査中の南端畝状遺構です。近世以降のものと思われます。


調査区北側の完掘の状況です。地山が砂地なので、雨が降ると遺構上端が崩れてきそうです。今週から地形測量の委託業務が始まります。


調査説明会が8月4日(金)14:00〜行われました。60名の参加を得て、会場いっぱいに人があふれました。地元の方々の参加も多く、周囲に支えられ、ここまで調査が進められたことを実感しました