「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

鎌倉上遺跡(8月9日~8月11日)


以前お伝えしたカマドが確認された住居跡(ST105)の掘り下げ作業に入りました。
住居の上面は削られていますが、床面の遺物はしっかり残っていました。


住居跡から土師器の甕や坏がまとまって出土しました。
写真の右下には、須恵器(すえき)の坏が確認できます。


石製模造品(RQ204)が出土した遺構の平面図を作成している様子です。
遺物の出土位置や遺構の形を縮尺20分の1で作成していきます。


西谷地b遺跡(8月2日~8月6日)


調査区の北側にある市道下の調査をする為、
その代わりとなる迂回路が完成しました。


B4区にある竪穴住居跡を調査しています。
この住居跡にはカマドが備え付けられています。


竪穴住居跡の掘り下げをしているところです。
みなさん慎重に掘り下げています。


鎌倉上遺跡(8月2日~8月6日)


調査区東側の住居跡(ST102)の掘り下げ作業の様子です。
土の層を観察するベルトを設定して、住居の埋まり方を探りながら掘り下げます。


検出した面から40cm下で、住居の床が確認されました。
床の上には、住居の部材と思われる木製品が出土しました。


床の上面では、坏(土師器)や甕の破片が出土しました。
これらの遺物は、住居が埋まった時期を調べるための重要な資料になります。


西谷地b遺跡(7月26日~7月30日)


メジャーと箱尺で測量用の方眼を組み、平面図を作成します。


川跡を掘り下げています。写真中央に流木があります。
湿度が高く風が吹き込まない場所なので、気温が上がると大変な作業です。


現在調査中のA・B区の表土を除去した際の土砂を重機で撤去しています。
土砂の下のC区を調査する準備が進んでいます。


馳上遺跡(7月26日~7月30日)


この時期は草がよく伸びます。
除草作業も大切な環境整備の一つです。


12区で検出された掘立柱建物跡の精査をしているところです。
大人一人が入ってしまうほどの大きさです。


14区で検出された掘立柱建物跡です。
12区(上の写真)で検出されたものの続きであると考えられます。


馳上遺跡(7月20日~7月23日)


竪穴住居跡のカマドの断面図をとっています。


梅雨明けした今週は、強い日差しで地面がすぐ乾燥します。
写真撮影をする際には、土の色がよくわかるようにジョーロでの水撒きが欠かせません。


捨て場と思われる土坑です。
長さ3メートル、幅2.4メートル程の楕円形です。


土坑(上の写真)から出土した遺物です。
土師器と須恵器が主で、その量はカゴ3つ分にもなりました。