8月19日(土)に新庄城二の丸跡の発掘調査説明会を行います。
新庄市公立保育所整備に伴う発掘調査で、調査区は新庄藩の米蔵があった場所にあたります。今回の調査で、建物の柱穴が確認され、廃棄された大量の瓦が出土しています。
日時:令和5年8月19日(土)午後1時30分~(雨天決行)
調査遺跡:新庄城二の丸跡発掘調査現場
場所:新庄市堀端町4【地図】
※駐車場は新庄ふるさと歴史センターまたは新庄市市民文化会館の駐車場をご利用ください。
7区は下層での遺構を確認のため、掘り下げが始まりました。
検出された遺構を掘っていきます。
今週は梅雨明け前の大雨に見舞われながら、西側に拡張した調査区を中心に作業を進めました。この場所からも建物の跡や柱穴が見つかっています。
調査も大詰めをむかえ、調査区全体の空撮を実施しました。遺跡は調査区から画面左(北側)に展開していることが知られています。
今週も暑い日が続きますが、発掘調査を進めていきます。住居跡が出てきました。以前見つかったものよりも規模が小さいようです。
土嚢を作成しています。重いので協力して作成します。
第2面の遺構の検出を進めました。所々に、柱を据えたと思われる石を詰めた柱穴が確認されました。
掘り下げを開始しました。一段掘り下げて、遺構かどうかや遺物の出土を確認します。
暑い日が続いています。土の色を見やすくするために、地面の乾いた部分を時々噴霧器で湿らせながら作業を進めています。
全景写真を撮る前の準備です。地面を薄く削って表面がきれいに写るようにします。
今週は夏日と梅雨空の極端な天候が続く中での作業でした。古代の洪水の堆積層の下から柱穴や火を焚いた跡が見つかっています。
この柱穴には先週(7/3-7)に報告したものと同じタイプのお椀が埋まっていました。
今回の調査の結果、遺跡の範囲が西側に続くことが明らかになったため、調査区を広げて作業を続けています。削平されて底面しか残っていませんが、建物の跡のようです。
不安定な天気が続きますが、今週も発掘を進めていきます。
この地点でも遺構が見つかっています。中央の四角い黒土の部分は、昔の柱の跡のようです。
今週は猛暑日となる中での作業となりました。調査も佳境を迎え、多くの遺構や遺物が出土しています。こちらは平安時代の建物跡で、この時代に特徴的なお皿も出土しています。
これは古墳時代のお椀で、近くからは同じ時代の須恵器(6/19~23日に掲載)も出土しています。
ここからは同じような形をしたフタが並んで出土しました。何か意味があって埋めたのか、偶然なのか。今後の調査の進展が期待されます。
北側の調査区(1区)の遺構検出を行いました。赤い焼土の広がりや、礎石の可能性がある石が認められます。
第2面の様子です。瓦を含む褐色の整地層で、固く締まっています。
第2面で確認された土坑から瓦がまとまって出土しました。