平成24年度 発掘調査速報会 (12月16日)


12月16日(日)に村山市の甑葉プラザで発掘調査速報会が開催されました。
約230名の来場者をむかえ、今年度の調査の成果を多くの方々に報告させていただきました。


スライドを使って各遺跡の調査内容を発表しました。
皆さん各遺跡の特徴や成果報告に、熱心に耳を傾けていました。


展示スペースでは、今年度発掘したての遺物を展示しました。


蝉田遺跡の展示コーナーでは須恵器や祭祀に使われたと考えられる木製品を
目の前に調査員の説明を受けていました。


山形城三の丸跡の展示コーナーです。
陶磁器などを間近に皆さん興味津々の様子です。


押出遺跡5次(12月10日~14日)


今週は寒波の影響で、調査区にもたくさんの雪が積もりました。
重機を使用しながら除雪を行いました。


新たに設定したトレンチの調査を開始しました。
足元がぬかるむため、作業は非常に大変です。


トレンチにはほぼ一面に炭の層が拡がっている状況が確認されました。
土層観察用のベルトを残して掘り下げを行っていきます。


悪天候の影響で延期していた空撮をようやく行うことが出来ました。


残っていた遺物包含層中からは相変わらずたくさんの遺物が出土しています。
調査期間も残り僅かとなり、急ピッチで作業を進めています。


押出遺跡5次(12月3日~7日)

彩漆土器が出土しました。
赤漆が塗られている小型で鉢形をしています。

遺跡から出土した土を洗っています。
細かい石器などが含まれています。

大型の磨製石斧が出土しました。
風化のため非常にもろくなっています。

12月2日に調査説明会を開催しました。
60名ほどの方がいらっしゃいました。大変熱心に見ていかれました。

山形城三の丸跡11次(11月26日~30日)


E-2区で最後に発掘調査した住居跡の全景です。


発掘作業が終了し、撤収作業に入りました。
用具の洗浄・確認・整理を行っています。


今年度の山形城三の丸跡第11次の発掘調査を無事に終了することができました。
関係者・地域の皆様のご協力、ありがとうございました。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research