「鶴ヶ岡城跡第4次」カテゴリーアーカイブ

鶴ヶ岡城跡第4次(7月11日~15日)


南北方向に並ぶ石積み列のうち南側約6mは、「金峯石(きんぼういし)」と呼ばれる地元産の花崗岩(かこうがん)をブロック状に加工した石材が据えられていました。


金峯石の加工石材が並ぶ部分を真横から見た画像です。石積み列のすぐわきに矢板が打ち込まれているので、実際は真横から見づらい状況ですが、写真をもとに3次元計測すると、このように画像化できます。
※画像をクリックすると拡大して表示されます


石積み列の評価をめぐって、城郭石垣について造詣が深い東北芸術工科大学の北野博司先生に調査指導をお願いしました。ご教示いただいた点を踏まえ、精査を進めます。


鶴ヶ岡城跡第4次(7月4日~8日)


調査区西辺(県道側)の土留め矢板から外れて、石積み列が検出されました。石積み列の裏側には、握りこぶしより小さな石が詰め込まれています。


石積み列はところどころ壊され、とくに北側では石の抜き取られた箇所が目立ちますが、調査区全体にわたって南北方向にまっすぐ並んでいます。


遺構検出が完了したところで空撮を実施しました。今回発見した石積み列(写真左下)は、荘内神社を取り囲む鶴ヶ岡城跡本丸堀の東辺に平行して位置しています。


鶴ヶ岡城跡第4次(6月27日~7月1日)


調査区の環境が整ったところで、重機による表土掘削を実施しました。調査区が狭いので、比較的小型の重機でも調査区幅の半分以上がふさがってしまいます。


バックホーのバケットが届く4~5mずつ調査区幅の半分だけ掘り、土層断面の記録後に残り半分を掘り下げていきました。


表土除去が完了した場所から、人力で丁寧に土を削り、遺構がないか確認していきます。


鶴ヶ岡城跡第4次(6月20日~24日)


仮設土留工事のほか、調査区の環境整備を進めました。単管パイプで足場を組み、安全施設として仮囲いを設置しています。


電柱から電線を引き込んでコンセントボックスを設置しました。これで水中ポンプを使った調査区の排水が可能になります。


測量で使用する基準点の設置も実施しました。設置作業中は重機の振動等で誤差が生じないように、手掘りで表土を掘り下げています。


鶴ヶ岡城跡第4次(6月16日~17日)


調査現場(写真中央)は、荘内神社の大鳥居(写真左)のすぐ近くです。鶴ヶ岡城二の丸の出入り口にあたる場所で、「馬出(うまだし)」という防御施設の堀と土塁が見つかると予想されます。


東西幅4mの狭い調査区で地表下3m近くまで掘り下げる可能性があるため、表土掘削前に長さ9m以上の矢板を圧入する土留工事を行いました。これで調査区壁が崩れる心配はありません。


仮設土留工事が終盤にさしかかってきたタイミングで発掘作業員の雇用を開始しました。来週から表土掘削を開始する予定です。