
福栄小学校6年生が発掘作業を体験しました。作業員さんから遺物の取上げなどを教わりながら、取り組みました。

作業期間が残り少なくなり、少しの雨なら作業をしています。遺構内の溜まった水を汲み取りながらの作業になりました。

先週の空中撮影が終わり、大溝跡(SD205)の底面にあった杭を取り上げました。

今週で堤屋敷遺跡の発掘調査の全工程が無事終了しました。関係機関・地域の方々にお礼を申し上げます。

下屋敷遺跡2区の様子です。調査区の中央部からは、2つの河跡が確認されました。写真の黒く帯状に伸びている遺構が河跡です。

河跡(SG11)の調査の様子です。各所にトレンチを設けて、河跡の深さや埋まり方、遺物が出土するのかどうかを把握します。

河跡(SG11)から出土したふいごの羽口(はぐち)です。ふいごとは、炉の温度を上げて鉄を溶かすための送風装置です。

羽口は、ふいごの先端にあたる部分で、粘土を焼いて作った筒状の土製品です。風を送り込むために真ん中に孔が通っています。炉に接する所には鉄滓(てっさい)が付いています。

2回目のフラスコ状土堀断面の剥ぎ取りを行いました。写真は薬品を塗り、その上に布を張っているところです。

16日に空撮を行いました。雨の合間をぬっての撮影となりました。

調査区に打ち込んだ杭や、遺構番号札、釘などは、分別して廃棄します。

発掘調査で使用した器材をすべてトラックに積み込んで、現場事務所を撤収します。これですべての調査工程が終了しました。御協力いただいた方々に、感謝いたします。

西側から見た堤屋敷遺跡の完掘状況です。今週木曜日にラジコンヘリで空中撮影を行いました。

遺跡中央部に位置する柱穴群の完掘状況です。掘立柱建物跡が3棟確認されています。

陥穴(おとしあな)の完掘状況です。長楕円形で、深さは90cm程です。穴の底には杭を埋め込んだ跡があり、獲物に傷を負わせたり、身動きできなくする「逆茂木(さかもき)」式の陥穴のようです。

遺跡北端部の陥穴群の完掘状況です。陥穴が列状に並んでいます。

下屋敷遺跡では、今週から南側に位置する2区の調査に入りました。まずは面整理で、遺構の検出を行います。

岩崎遺跡の発掘調査も、いよいよ最後の週です。
プレハブの掃除や、道具などの後片付けに入ります。

センターに持ち帰る遺物や道具などを、皆でトラックに積み込みます。

トラックをお見送りです。

これで岩崎遺跡の調査はすべて終了です。
持ち帰った資料を基に、これから整理作業が始まります。
作業員の皆さん、お疲れ様でした。
そして、有難うございました。

現地説明会を行いました。約200人の方々が来て下さいました。

貯蔵穴の底部から遺物が出土しました。

今週は、現場や事務所の後片付けを行いました。

遺跡から出てきた遺物をトラックに積み込こんでいます。4回に亘る行司免遺跡の調査も今回で終了です。これからは、センターで整理作業を行います。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research