木枠井戸の現在の状況です。木枠がしっかり組まれているのが見て取れます。
柱穴の完掘作業を行っています。700基程あった遺構があっと言う間に掘りあがっていきます。
木枠井戸の現在の状況です。木枠がしっかり組まれているのが見て取れます。
柱穴の完掘作業を行っています。700基程あった遺構があっと言う間に掘りあがっていきます。
南北に細長いE区の中央部から北側にかけて調査が進みました。突然の降雨で冠水することもありましたが、予定通り作業が進んでいます。
E区の中央部に検出した幅5mほどの溝跡を調べました。深さが1m50cmほどもありました。遺物は陶磁器が数点出土したのみでした。
今年取り上げた木棺墓の周りを掘り下げていますが、どこも壊れていない土器が出土しました。
上の写真で紹介した土器をひっくり返したところです。裏面には「穴」「太」と考えられる文字が書かれていました
檜原遺跡第1次調査の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。
日時 平成18年9月15日(金) 午後2時〜
場所 南陽市大字西落合 檜原遺跡第1次発掘調査地内 地図
成果
南陽市の西部・沖郷地区に所在し、遺跡中央を南北に走る上無川の自然堤防上に位置します。
今回は、遺跡の南西部を調査し、中世や近代の遺構・遺物が検出されました。特に南北に走り、L字に屈曲する区画溝からは、中世陶器も出土しています。その他、多数の柱穴が検出されました。
調査区南側の薬研堀以南には多数の建物跡が存在しており、当該地域を支配した有力者の屋敷跡などを想起させます。南側の区画からは瓷器系陶器などの遺物も出土しています。
これらの遺構・遺物は、当市中世史の1ページを飾るもので、以後の当地方の歴史認識に一石を投じる調査結果と言えます。
問い合わせ
現場携帯 090-1939-4341
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301
B区の南側の遺構精査に入りました。ここからは何が見つかるでしょうか。
先週に引き続き、真赤に焼けた床面を持つ遺構その2です。奥のほうに溝状に掘り込まれたところがあります。
2間×4間(手前1002)、2間×3間以上の建物(奥1001)です。同じ軸線上に並んでいます。
2間×3間の東西棟で、1003と隣接します。掘り方の規模は1001、1002と比べ小規模です。
来週の空撮に備え、E区では澄みきった秋空の中で、遺構内に溜まった雨水を排水し、周囲の清掃に入りました。
今週はほぼ掘りあがった調査区の空撮を行ないました。撮影前の掃除の様子です。雨が降ったりやんだりの天気の中での作業でした。
ラジコンヘリで撮影しました。
調査区の中央を流れる溝の跡です。溝の底や壁は、水の流れで複雑な形に削られています。
調査区縁の部分は元々の地形が低地であり、耕地整理の際に平坦化されたようです。掘り下げると、土器や石器の小さな破片が数多く出土しました。
土器は今から約2000年前の弥生時代中期のものと、平安時代のものが混在しています。弥生土器は昨年調査した百刈田遺跡のものと似ており、同年代と思われます。
遺跡から南陽市街地方面(東方)を望みました。雨上がりの後で虹がかかり、空気も秋の気配を感じます。
縄文調査区の東端から出土しました。円状に石が積まれています。詳細は不明ですが、今後の調査で明らかにしていきます。
縄文調査区の東端まで調査を進めました。この地区の調査はあと少しで終了です。
先週お伝えしたA区の井戸跡です。周りに少し石がありますが、素掘りの井戸のようです。
B区の溝跡も先週に引き続き、掘り下げました。深さは、80cmくらいあります。
C区の遺構検出作業の様子です。