南端の河川跡の遺構精査を始めました。層ごとに掘っています。
1層目の茶色い土を掘り、その下の黒い土と遺物を現しているところです。
縄文時代中期の土器・磨製石斧・石錘などが出土しています。
北端の河川跡や岸部からも石錘が出土しています。
石錘は出土割合が高く、この調査区からこれまで23点見つかりました。
川に近いこの辺りは、集落でなく漁労域だったのでしょう。
南端の河川跡の遺構精査を始めました。層ごとに掘っています。
1層目の茶色い土を掘り、その下の黒い土と遺物を現しているところです。
縄文時代中期の土器・磨製石斧・石錘などが出土しています。
北端の河川跡や岸部からも石錘が出土しています。
石錘は出土割合が高く、この調査区からこれまで23点見つかりました。
川に近いこの辺りは、集落でなく漁労域だったのでしょう。
中川原C遺跡の調査説明会を開催します。
ぜひご参加下さい。
日時 平成18年6月28日 午前11時〜午前12時
場所 新庄市大字十日町字中川原 中川原C遺跡発掘調査地内 地図
成果
本遺跡は泉田川の河岸段丘に立地する縄文時代から中世の遺跡で、土壙、溝跡、河川跡などが検出されています。今回の調査で、平成12年に調査した地点からの遺構や遺物の分布の広がりがわかりました。また縄文時代の漁撈を示唆する石錘や各種の石器・土器類が出土しました。中でも縄文人のアクセサリ-だったのか、水晶が出土し注目されます。
その他
説明会当日は新庄市立北辰小学校の児童の遺跡学習会も兼ねて行なう予定です。
問い合わせ
現場携帯 080-1687-3377
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301
終了しました。
説明会の様子はこちら。
本日は、河北町立溝延小学校へ出前授業に来ました。
縄文服を着て、縄文時代の土器や石器を持って記念写真。
クルミ割りや野菜切りはうまくできましたが、火起こしは苦労しました。
元・弓道部だった校長先生が矢の射方を指導してくださいました。
寒河江市の醍醐小学校へ出前授業に来ました。
子供達は熱心に説明に耳を傾けて聞いています。
先生も子供達も縄文人になって記念写真。
石器で、キュウリ・人参などの野菜を切って、バクバクと食べていました。
両刃鎌を使って丁寧に地面を削っていきます。きれいになった地面のわずかな土の違いを見つけて溝跡などを見つけていきます。
石が集まっている箇所の調査に取りかかりました。まだ、この遺構の性格はわかりませんが石は熱をうけているようです。
須恵器が出土しました。奈良時代のものです。
溝跡の掘り下げをしています。遺物から近代まで使われていた溝跡と考えられます。
酒田工業高等学校の生徒さん達が見学にいらっしゃいました。皆さん真剣に説明を聞いています。
F区の東端部で平安時代の建物を構成する柱穴などが見つかりました。今週末までに4棟の建物があることがわかりました。
梁行2間×桁行3間の南北に長い建物跡で、柱穴の大きさが1辺70cmほどの隅丸方形
です。
梁行2間×桁行3間の東西に長い建物跡です。この建物跡の東に隣接して、もう1棟の建物があります。
暑い中、作業員の皆さん総動員でやや大きめの溝跡の掘り下げを行いました。
調査区の土層の様子を確認するため、基本層序を記録していきます。
作業員の皆さんによって、溝跡の掘り下げがきれいに仕上がりました。断面図を記録した後、完掘作業に入ります。
遺構登録: 遺構に番号を振ります。番号タグを遺構の横に挿し、図面に番号を記録している様子です。
遺構精査: D区の遺構精査をします。移植ベラを使用して、検出した遺構を掘り下げます。
溝跡にトレンチを設定し、遺構精査します。
写真撮影のため調査区のブルーシートを剥がし、面整理を行いました。以前お伝えした沢跡は、北西に向って二手に分かれて伸びています。
北側から見た沢跡の検出状況です。黒く帯状に伸びる沢跡の両側からは、柱穴や土坑が集中して検出されています。
調査区から検出された遺構の状況と、遺跡全景の写真をラジコンヘリを使って上空から撮影しました。