発掘された日本列島2006

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亀ヶ崎城跡出土の茶道具

毎年恒例の「発掘された日本列島2006」が6月から始まります。
今年は久しぶりに山形県にも巡回してきます。また、当センターで発掘調査を行なった亀ヶ崎城跡の遺物が数多く出展されます。写真右の天目台は山形県の地域展でのみ展示予定です。

公式サイトはこちらからどうぞ。
発掘された日本列島2006公式ホームページ

<巡回会場・会期>
6月20日〜7月23日 江戸東京博物館(東京都両国)
7月29日〜9月3日 九州国立博物館 (福岡県太宰府市)
9月9日〜10月9日 佐野美術館 (静岡県三島市)
10月15日〜11月12日 米沢市上杉博物館 (山形県米沢市)
11月18日〜12月17日 福井県立若狭歴史民俗資料館 (福井県小浜市)
12月23日〜2007年1月21日 大阪府立弥生文化博物館 (大阪府和泉市)
1月28日〜2月25日 新潟県立歴史博物館 (新潟県長岡市)


真室川町立釜渕小学校(5月24日)


今回は真室川町立釜渕小学校へおじゃましました。学区内には、国指定重文の「土偶」が出土した釜淵C遺跡があります。


今日の体験は縄文クッキー作り。まず、クルミを割ります。


クルミとドングリ粉を混ぜ、クッキーに焼き上げます。お味は?


今日は釜渕小学校と隣の大滝小学校の合同授業です。


興屋川原遺跡第3次(5月29日〜6月2日)


今週後半からE区の掘り下げと面整理に入りました。1980年代に行なわれたほ場整備で、重機が遺構面に深いキャタピラー痕を残しています。遺構の保存状態はよくありません。


E区の東半部の遺構が分布する範囲について100分の一の縮尺で遺構配置図を作成しました。


石畑遺跡(5月29日〜6月2日)


調査区の南半分(B区)の面整理状況です。じょれん(便利鍬)を使って、重機で掘削した地面を削って遺構を検出します。作業員の皆様暑い中ご苦労さまです。


調査区の北側(A区)のSX115という不整形の遺構を掘っている写真です。土器などの遺物が出土するため竹べらなどを使って慎重に掘り進めていきます。


SX115から出土した縄文土器です。この遺構だけで2箱以上の遺物が出土しました。


上野遺跡第2次(5月29日〜6月2日)


杭材が検出されました。樹種及び年代について、これから理化学的分析を施す予定です。


検出面における遺構の輪郭が不鮮明なために、間隔を狭めてトレンチ掘りを行いました。土がコンクリートのように固く、作業員さんたちは悪戦苦闘しています。


何日間かかけて、やっと断面を確認できるところまでたどり着きました。固いねずみ色の盤の下に、黒い粘土質層が堆積しています。所々、縦にねずみ色の筋が入っている部分が確認できます。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research