『平成30年度 考古学講座』を山形県埋蔵文化財センターにて下記の期日・内容で開催いたします。
多くの皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。
※事前申込は不要、参加費は無料です。
※特別講演会は、講演会開始後や満席の場合には入場をおことわりすることがあります。お早めにお越しください。
特別講演会<終了しました>
2月19日(火) 10:00~11:45
演題:『北アジア遊牧国家の考古学―モンゴルでの発掘調査経験を中心に―』
講師:佐川正敏氏(東北学院大学文学部教授)
センター談話会
第1回:2月28日(木) 18:00~19:00 <終了しました>
テーマ『山形県の災害考古学―1200年前の庄内大地震の実態―』(植松暁彦)
第2回:3月7日(木) 18:00~19:00<終了しました>
テーマ『日本で一番有名な石槍の作り方―長野県伊那市神子柴遺跡から出土した縄文時代草創期の槍先形尖頭器に関する石器技術学的分析―』(大場正善)
第3回:3月14日(木) 18:00~19:00 <終了しました>
テーマ『八反遺跡の一括出土銭―「世界初」のX線CT調査の成果から―』(高桑 登)
チラシ(PDF)
≪PDFデータ≫(山形県教育委員会作成)
平成29年度 発掘調査速報会『発掘やまがた最前線2017』の資料を掲載しました。
ご一読ください。
11月11日、当センターでは『考古学&遺跡発掘調査のお仕事参観日』を開催しました。好天に恵まれ、多くの方のご来場をいただきました。

センターの玄関先では、模擬発掘の体験コーナーを設け、お子さんを中心に発掘することの楽しさを、模擬体験を通して感じていただきました。

琥珀(コハク)から勾玉を作る体験です。ヤスリを使い、一所懸命になって勾玉を作りました。

各整理室では、整理中の土器や石器などの遺物の展示のほか、遺物への注記、石器の接合、遺物実測、中世の埋蔵銭や縄文時代の土笛のCT画像の操作など、さまなざまな体験を実施しました。
展示や体験を通して、当センターでの活動を知っていただき、埋蔵文化財に対する知識や保存・保護の必要性について、普及啓発を行いました。
ご来場いただいた多くの方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

遺構が集中する場所をさらに掘り下げたところ、新たに竪穴建物跡が発見されました。古墳時代の土師器が多数出土しています。

調査が終了し、最終日に使用した器材を撤収しました。作業員はじめご協力いただいた方々に対し、御礼申し上げます。ありがとうございました。

最終週を迎え、発掘作業もいよいよ大詰めです。作業員の皆さん総出で、遺構の掘り下げや記録作業を行っています。

調査最終日に出土した遺物や発掘器材などをトラックに積み込んで、無事調査を終了しました。5ヶ月間、働いてくださった作業員の皆さん、本当にありがとうございました。

調査も終盤となってきましたが、まだまだ遺物がたくさん出土しています。
こちらの土坑からは、3~5個体の土師器が出土しました。

上の写真の丸で囲ったところから出土した土師器です。
同じ個体と考えられる破片が集中して出土しており、調査が終わった後に接合していくと、元通りに復元ができそうです。

調査も終盤となり、遺構が集中する部分を重点的に作業を進めています。
遺構が確認されなかったところでは、一部を4m四方単位で掘り下げ、より下層の状態を確認しています。

遺構の掘り下げが終了したところから、清掃を進め、最終週に予定している写真撮影に備えています。

「埋文やまがた61号」を公開しました。
是非ご一読ください。
『考古学&遺跡発掘調査のお仕事参観日』を開催します。
なかなか入る機会のないセンター内の見学や、実際に行っている整理作業の体験、勾玉作りの体験もあります。
センターで行っている発掘調査の報告書作成業務等の見学を通して、山形県内の遺跡や考古学の面白さを紹介します。
多くの皆さまのご来場を
心よりお待ちしております。
お仕事参観日チラシ(PDF 765KB)


ST99竪穴建物跡の掘り下げを進めています。
真ん中付近で、火を焚いたと考えられる赤く変色した土壌がわずかですが確認されました。

先週紹介した写真奥の土器を調査したところ、同じ種類の土器が出土しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research