
1区の遺物包含層の精査をおこないました。
縄文時代後期はじめ頃の土器が多く出土しています。

遺物包含層の遺物出土風景です。
奥のやや赤い場所から弥生時代の遺物がまとまって出土しています。

12区で遺構平面図の作成作業に入りました。

同じく12区では、近世の土坑を掘り下げています。

11区では先の大戦時の家庭用防空壕を掘り下げています。
爆風が奥まで入らないようにL字状に曲がっています。
戦後しばらくの間、物置として使われていたそうです。

大手町の調査区で遺構検出作業を行いました。
土の色や質の違いで遺構かどうかを判断します。

遺構検出作業を終えて検出全景を撮影します。
大小さまざまな土坑と、調査区を南北に走る川跡が見つかりました。

井戸枠の全体が現れました。

縦板組横桟留め構造の井戸枠の内側に、一回り小さい同様の板組が見えます。
井戸底の水溜(集水施設)でしょうか。

1区と2区の間に新たな竪穴住居跡が見つかりました。
住居の覆土から古墳時代の甑(こしき)が出土したため、古墳時代の住居跡と思われます。

記録作業も進めています。

週後半に山辺町文化財保護審議会の方々が見学にいらっしゃいました。
2011年から3年間発掘調査を行なった東根市の八反遺跡は、現在報告書作成作業を行なっています。
以前お知らせした一括出土銭は、無事に保存処理が終了し、センターに帰ってきています。

出土した状態のまま保存処理を行なったため、このままでは内部の様子を知ることができません。
そこで、病院などでお馴染みのX線CT撮影を行ないました。内部の様子が3次元で記録されるため、あらゆる角度から観察することができます。

古銭は約100枚を一つづりとした緡(サシ)と呼ばれる単位になっています。
1段に16本、5段で80本のサシが納められていることがわかりました。約8,000枚の古銭が入っていることになります。
4本から5本のサシをひとまとまりとして曲物に納めていった様子が見て取れます。(下の写真をクリックすると動画になります)

今後、古銭の枚数や種類を調査していく予定です。

1区で検出した遺構の掘り下げを行いました。
弥生時代中期頃の土器片が出土しています。

5区も遺構の掘り下げを行っています。
ピットが多いので、掘立柱建物跡の可能性を視野に入れて発掘していきます。

大蔵小学校の5年生が発掘に参加してくれました。
将来の考古学者が生まれるかもしれません。

12区の遺構検出状況です。

12区の遺構を掘り始めました。
手前側は昨年度の調査区(8区)と重複している部分です。

11区の防空壕と推測される跡です。
次の週に掘り下げる予定です。

城北町での調査は最終盤です。
下層からあらわれた川跡を掘り下げ、平面図を作成します。

7月中旬で調査を終え、埋め戻しを行いました。
今後は大手町の調査区で調査を行います。

先週報告した井戸の続きです。
井戸枠より上層の断面を記録した後、土層観察用の畦も掘り下げました。

井戸枠の全体が現れ、作業員の皆さんも興味深々です。
詳細は来週お伝えします。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research