山形城三の丸跡第19次(7月19日~7月22日)

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12区で遺構平面図の作成作業に入りました。

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同じく12区では、近世の土坑を掘り下げています。

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11区では先の大戦時の家庭用防空壕を掘り下げています。
爆風が奥まで入らないようにL字状に曲がっています。
戦後しばらくの間、物置として使われていたそうです。


整理室からこんにちは(八反遺跡)

2011年から3年間発掘調査を行なった東根市の八反遺跡は、現在報告書作成作業を行なっています。

以前お知らせした一括出土銭は、無事に保存処理が終了し、センターに帰ってきています。

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出土した状態のまま保存処理を行なったため、このままでは内部の様子を知ることができません。

そこで、病院などでお馴染みのX線CT撮影を行ないました。内部の様子が3次元で記録されるため、あらゆる角度から観察することができます。

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古銭は約100枚を一つづりとした緡(サシ)と呼ばれる単位になっています。

1段に16本、5段で80本のサシが納められていることがわかりました。約8,000枚の古銭が入っていることになります。

4本から5本のサシをひとまとまりとして曲物に納めていった様子が見て取れます。(下の写真をクリックすると動画になります)

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今後、古銭の枚数や種類を調査していく予定です。


上竹野遺跡第2次(7月11日~7月15日)

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1区で検出した遺構の掘り下げを行いました。
弥生時代中期頃の土器片が出土しています。

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5区も遺構の掘り下げを行っています。
ピットが多いので、掘立柱建物跡の可能性を視野に入れて発掘していきます。

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大蔵小学校の5年生が発掘に参加してくれました。
将来の考古学者が生まれるかもしれません。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research