現在調査しているN-2区は、遺構検出面や精査中の遺構から
様々な時代の遺物が数多く出土しています。
N-2区にも瓦が大量に出土した遺構があります。
遺物の出土地点を図面に記録するための作業をおこなっているところです。
大量の瓦のほとんどは小さく割れた破片です。
鋭い剥片状の破片も大量に混ざっていたので、
この遺構の中でさらに砕けたのだと思われます。
竪穴も掘り進み、遺物が多く顔を出しています
アスファルトをはがしてその下の遺構を調べています。
西郷小が来跡し、遺跡を見学していきました。あいにくの雨でしたが、
それを吹き飛ばすような熱気でした。
先週に引き続き、A区南側の撹乱土を堀り下げています。
調査の合間、作業員の皆さんにグラインダーの使い方の講習がありました。
今後も安全に道具を使っていきましょう。
調査が終了したB区では、埋め戻しが始まりました。
いよいよこれから、C区の表土除去が始まります。
重機によるC区の表土剥ぎとジョレンかけを行っています。
A区南からは、古代のものとおもわれる、縦板組みの井戸(SE77)がみつかりました。
井戸の内側には、井戸枠板を留めていた横浅が外れた状態で出土しています。
SE77井戸跡のすぐ西側の井戸跡(SE75)からは、曲物が逆さの状態で出土しました。
今週から新たにC区の表土除去が始まりました。
こちらは南側の状況です。
同じく、北側の様子です。
C区北側の表土除去中に出土した石製品です。
A区南側で検出された井戸の状況です。
4区 遺物検出状況です。
2・3層から沢山の縄文土器・石器、土偶などが見つかりました。
1区尾根上の高い所にはフラスコ状土坑と呼ばれる深さ約2m、
口径2mほどの超大型土坑が見つかっています。
4区で出土した西ノ前タイプ土偶の類似品です。
お腹やおしりの部分で、残存高さは約13cmでした。
全形とすれば、30cmを超える大型土偶と考えられます。
土偶の前後側面の写真です。
おしりや足などの表現が西ノ前の土偶とそっくりです。
2区の南側、丘陵の尾根の上から、
深鉢形土器が埋まった状態で出土しました。
先週に引き続き、3区の西側の2層の掘下げを行いました。
ここからも、たくさんの縄文中期の土器や石器が出土しました。
4区の東側にある埋没した谷部の埋土を掘り下げました。
埋土中からも、縄文中期の土器や石器がたくさん出土しました。
今週は、作業中に急激な大雨に見舞われました。
このような雨では、作業がままなりません。
雨が止むまで、現場のテントで雨宿りをします。
今週は、調査区の南東にあたる3区の遺物包含層の掘下げを行いました。
3区の南側から、10cm程度の平たい川原石を並べて囲った、
石囲い炉が検出されました。
3区で検出された土器敷石囲炉(どきじきいしかこいろ)です。
石囲いの炉の中に縄文土器片がびっしり敷き詰められた炉跡です。
こうした炉の形は、縄文中期中頃に特徴的にみられるものです。
10月26日に『埋文まつり2014』を開催します
チラシ(PDF)
本物の土器で整理作業体験が出来ます。
これまで発掘した遺跡から選りすぐりの遺物を大公開!
弓矢で狩り体験もできます。
その他にも毎年大人気の勾玉作り、今年は琥珀の勾玉が作れます。
仮装写真館では昔の人になりきって記念写真。
毎年好評のスタンプラリーも開催!
素敵なハニワたちをゲットしよう!
日時:10月26日(日) 10:00~16:00
会場:山形県埋蔵文化財センター(地図)
ぜひお越しください
新庄市の新庄駅に併設される「ゆめりあ」にて、企画展『最上のあけぼの』を開催しています。
鮭川村の縄文時代の遺跡、小反遺跡から出土した石器や、
ユニークな文様の土器を展示しています
[展示期間]
平成26年9月5日(金)~10月6日(月)
[展示時間]
5:00~24:00
[展示場所]
最上広域交流センター ゆめりあ 2F ストリートギャラリー
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research