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『バスで遺跡を見に行こう!~むらやま縄文の旅~』のご案内

『バスで遺跡を見に行こう!~むらやま縄文の旅~』を開催します。

バスで村山市を中心に縄文遺跡を巡ります。

basutua26

チラシ(PDF

復元された竪穴住居(中村遺跡)

現在発掘調査中の羽黒神社西遺跡

日時:平成26年9月28日(日) 9:00~16:00
対象:小学校6年生以上の方(小学生は保護者同伴)
定員:30名程度 ※先着順とさせていただきます
参加費:無料
持ち物:歩きやすい服装・昼食・飲み物・雨具など
集合場所:上山市弁天 旧埋蔵文化財センター(現山形県文化財・生涯学習課 埋蔵文化財室)

申し込み方法:講座名・氏名・住所・電話番号・年齢を記入し、
ハガキ・FAX・メールのいずれかの方法でお申し込みください

締め切り:9月8日(月)必着

お問い合わせ・申し込み先
公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター
担当 総務課企画情報室
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301 FAX:023-672-5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp


平成26年度「遺跡を掘ってみよう」(8月10日)


8月10日に「遺跡を掘ってみよう!」が開催されました。
台風が近づき天候が不安定な中、30名の皆さんが全員参加してくれました。
まずはじめに遺跡の説明と、発掘の仕方をお話ししました。


実際に現場で作業開始です。
みなさん雨がっぱで準備万端!
今回は羽黒神社西遺跡、山の斜面の調査区で縄文時代の土器を探しあてます。


最初はこわごわ掘り始めました。
「何か出てくるかな?」


掘り進めていくと縄文土器が次々と見つかりました。
雨にも負けず、みなさん楽しそうに発掘体験をしてくれました。

 

また、今回「遺跡を掘ってみよう!」には30名の定員に対して、
100名近くのご応募がありました。
多数のご応募ありがとうございました。


山形城三の丸跡15次(8月4日~8日)


石組の井戸の完掘状況です。
ガラス瓶が出てきたので、数十年前まで使われていたかもしれません。


土を盛って整地したかのような場所にトレンチを設定しました。
南北方向に伸びる大きな溝跡でした。


隣の3区の表土掘削も行いました。
手前(北側)は建物の基礎で撹乱を受けて状態は良くないようですが、
奥(南側)は残存状況が良い可能性があります。


山形城三の丸跡第14次(8月4日~8日)


新たに調査開始したL-2区です。
検出した遺構には白く線を引きわかりやすくしています。
遺構精査の前には測量を行い、遺跡の位置の基準となる杭を設置します。


K-2区で検出された、井戸と思われる石組みの1段目の図面を作成しています。
この後、見えている石を外して2段目の調査に取り掛かります。


石組の2段目の図面を作成しています。
石組の中央にはロの字型の溝のような部分がありますが、
これは組まれていた木材が腐り、周辺の土や石だけが残って空洞になったものです。


羽黒神社西遺跡(8月4日~8日)


4区斜面部分での遺物検出作業状況です。
足場が悪く、おびただしい数の土器片から足の置き場に苦労しながらの作業です。
足・腰がとても疲れます。。


4区斜面部での作業状況です。
一列に並んで、斜面上部から下へ向かって遺物を検出しながらその広がりをとらえているところです。


4区東側での遺物検出状況です。
土を少しずつ削るようにして掘り下げ、土器・石器などの遺物を見つけて行きます。


4区東側の斜面部で見つかった深鉢といわれる甕形土器の優品です。
底が抜かれているようで、もしかしたら甕棺として使われたものかも知れません。


縦型の石匙が出土した状況です。
石匙は携帯用の万能ナイフと言われています。


横型の石匙が出土した状況です。


土偶頭部、目鼻のしっかりした表現と丸く空いた口が特徴的な中期中葉の典型的な土偶です。


頭から5mほど離れた地点から出土した土偶体部。
広げた腕、女性を表す乳房、胸からお腹にかけての隆起線と沈線、
おへそと思われる穴などが特徴です。


舟形町「縄文炎祭」弓矢体験(8月2日)


8月2・3日に舟形町で開催された「縄文炎祭」で弓矢体験をやってきました。
会場は「女神の丘」です。


メインイベントである野焼きの準備がされていました。
個性豊かな土器や土偶が並んでいます。


センター担当の弓矢体験には地元の小学生たちが参加してくれました。

舟形っ子達はみんな弓矢も上手です。


会場には舟形町のめがみちゃんも来てました。
大人気です!


体験学習:川西町国際交流協会(7月26日)


川西町のNPO国際交流協会さんの主催で、山形大学に留学しているの皆さんが遺跡見学に来て下さいました。
国籍も様々なようで、国際色豊かです。


今日は「縄文の女神」(レプリカ)も国際親善のために八幡一遺跡まで出張です。
水戸部主任の解説でしっかり勉強していただきました。


座学の後は、炎天下の現場へ。
35度を超える今年一番の猛暑日でしたが、遺物の出土状況などを見ていただきました。


見学の最後はちょっとだけ発掘体験。
ワンピースにハイヒール、日傘を差しての体験となった方もいらっしゃいましたが、
土器片が出土するたびに大喜びの皆さんでした。