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山形城三の丸跡第14次(6月23日~27日)


今週は新たな調査区の表土除去作業をはじめました。
先週までの調査区の西側の調査にとりかかります。


新しい調査区L-1区の中央から、石組みの遺構が見つかりました。
ここからは瓦が大量に出土しています。


L-1区の石組みから出土した瓦の一部です。
軒瓦がまだ出土していませんが、これからの調査に期待しています。


山形城三の丸跡第15次(6月23日~27日)


調査が終了した6区北半分の埋め戻しと、南半分の掘削を行いました。


4、5区の表土掘削も行いました。
5区はほとんど削平を受けていないようなので、遺構の残存状況が良好なようです。
これからの調査が楽しみです。


5区で見つかった井戸跡の可能性が高い石組です。


清水遺跡第7・8次(6月23日~27日)


今週は清水遺跡第7次の調査区を埋め戻す作業を行いました。
重機であっという間に元通りになりました。


清水遺跡第8次の東側の遺構を検出し、白線で示しました。
柱の穴のような遺構が見てとれます


調査区内の切株を取り除いています。
遺構を傷つけないように丁寧に手作業で行います。


羽黒神社西遺跡(6月23日~27日)


2区の地表面を薄くけずって、遺構があるかどうかを調べました。
2区はあまり遺構がないことがわかりました。


2区の4層上部から、縄文時代早期の土器片が出土しました。
これまで出土した土器は、縄文時代中期のものがほとんどでしたが、
下の地層により古い時代の遺物が存在することがわかりました。


2区の西端部で縄文時代中期の土器片がまとまって出土していましたが、
写真撮影をするために、詳細に出土状況の検出を行いました。
土器片は、模様や胎土の状態から、1個体の土器の可能性があります。


4区の西端、中央のベルトに沿ってサブトレンチを掘り下げました。


八幡一遺跡(6月16日~20日)


調査区内の土は乾燥すると固くなり、ジョレンでは削りにくくなるため、
散水した後、調査に取り掛かるまで、シートで地面を覆っておきます。


B・C区にまたがる湿地と旧河道が深く、B区東壁面の高さが深いところで約1.8mにもなりました。
精査するのも一苦労です。


今週でB区の表土除去作業が終了しました。
これから本格的に、A・B区の調査に取り掛かります。


羽黒神社西遺跡(6月16日~20日)


2区の地表面を薄く削って、竪穴住居などの遺構があるかを調べました。
2区は、遺構があまりなかったようです。


3区の南斜面では、土器片や石器などがたくさん出土しています。
今後、調査が進めば、よりたくさんの遺物が出土することが予想されます。


2区の面整理の際に出土した、ミニチュア土器です。
底に4つの足が付いており、まるで「バスタブ」のような形をした小さな土器です。
何に使われたのでしょうか?


今回の調査ではじめて発見された矢じりです。
矢じりは、縄文時代に一般的な石器ですが、羽黒神社西遺跡では数が少なく、
いまのところ「失敗品」を含めて3つ程度しかありません。


山形城三の丸跡14次(6月16日~20日)


先週HPでご紹介した、天目茶碗が出土した土坑をさらに掘り下げると、
このように遺物が集中して出土しました。


上の写真と同じ土坑からは、さらに別の遺物が集中して出土しました。


J-1区の全景写真です。
来週からは別の調査区の調査が始まる予定です。