
今年も上山市の中学生が職場体験に来てくれました。
はじめの仕事は土器洗いから。
村山市の羽黒神社西遺跡から出土した、縄文土器に挑戦してもらいました。

7月の下旬から、子どもミュージアム向けの展示に模様替えしますので、そのお手伝いの様子です。
土器を大事に抱えて棚に並べていきます。

今日は『山形城三の丸跡』の整理作業現場におじゃまして接合作業を体験しました。
接合できるかけらを見つけるのは難しいことを痛感しました。

最終日は、勾玉作りの講習会です。
再生琥珀の材料をひたすら削ります。
滑石よりも堅く小さいので、作業は大変でしたが、
自分だけの宝物ができました。

調査区南から撮影した遠景写真です。
今週は、1区の面整理作業をしました。
すでに、真夏のような暑さのなかでの作業でした。

調査区のすぐ近くに、器材を置くための仮設倉庫を設置しました。
発掘調査に従事する元大工さんが、あっという間に組み立てていきました。

調査区内には、切り株がたくさんあります。
ひとつひとつ切り株周囲の土を取り除き、チェーンソーを使って格闘しながら、切り株を切り倒しています。

調査区の南西側の1区の面整理をしました。
頂部付近で、遺構(大型土壙)と思われる痕跡が確認されました。

調査区の南側には、溜池があります。
溜池には、たくさんの動植物が生息しています。
写真は、「ショウジョウトンボ」。
今週くらいから、姿を現すようになりました。

4日間かけて5か所の調査区の表土除去をおこないました。
遺構を検出した調査区から、白線を引くなど全景写真撮影の準備を進めます。

J-4調査区の全景です。
面積の狭い調査区ですが、西側(画面左側)に溝跡か河川跡のような遺構が確認できます。

現在調査中の調査区の中で最も面積が広いK-2区の西側では、
大小の丸い石が円形に集中しているのが確認されました。
井戸跡など何らかの遺構の可能性があります。

6区南端で平安時代の須恵器片を含む厚さ10cmほどの砂層を検出しました。
流水により堆積したものでしょう。

5区の面整理作業です。
来週以降、本格的な遺構検出作業を行います。
いろいろと発見できそうです。

埋没した旧河道上で検出された溝跡を掘り下げています。

溝跡の中の土を種類ごとに分層しています。

溝跡の断面写真を撮影しています。

溝跡の断面図を作成しています。

清水遺跡8次の調査区内の切株の下に遺構がないかを確認しています

清水遺跡7次の表土除去です。
重機で丁寧に除去します。職人技です。

表土除去中に出土した、甕(かめ)と思われる土器です。
上山城との共催企画として展示・イベントを行います。

ポスター(PDF)
特別企画展示「上山と周辺の弥生・古墳時代」
期間:7月19日(土)~8月24日(日)
場所:上山城郷土資料館内1F多目的ホール
内容:庚壇遺跡・百刈田遺跡・向河原遺跡
土矢倉古墳・お花山古墳・梅ノ木前遺跡・渋江遺跡
上山市・山形市・南陽市の弥生・古墳時代の遺物を展示します。

展示ギャラリートーク
日時:8月17日(日) 午前10時・午後2時 2回
場所:上山城郷土資料館1F特別展示室
体験講座「昔の人の生活を知ろう!」
日時:8月17日(日) 10時~15時
場所:上山城郷土資料館(屋内外)
対象:一般(小学生以下の方は、保護者同伴)
体験料:無料
内容: 琥珀まが玉を作ってみよう!
縄文服を着てみよう!
弓矢で狩りをしてみよう!
石器づくりをみてみよう!
※まが玉作りに限り、上山城に事前申し込みが必要となります
(午前・午後 先着20名)

【入館案内】
入館時間:9時~16時45分
入館料:大人410円(360円) 高校・大学生360円(310円) 小・中学生50円(40円)
※()内は20名以上の団体料金
毎週土曜日は小・中学生入館無料
【お問い合わせ・お申し込み先】
公益財団法人上山城郷土資料館 上山市元城内3-7
TEL:023-673-3660 FAX:023-687-0163
http://kaminoyama-castle.info

6月はビィーちゃんの願いが通じた?のか雨が少なく、
発掘現場作業も順調です。

テルテル坊主に勾玉の効果でしょうか??

センター周辺の山はすっかり緑に覆われました。
そんな山々を眺めながら、さわやか気分でお仕事中です。

今週はA区の調査を中心に進めました。
写真は、現代の撹乱土を掘り下げている様子です。

撹乱土の中から、石製の陽物が見つかりました。

A区の旧河道を掘り下げている様子です。
土器の破片が多く出土しています。

今週は新たな調査区の表土除去作業をはじめました。
先週までの調査区の西側の調査にとりかかります。

新しい調査区L-1区の中央から、石組みの遺構が見つかりました。
ここからは瓦が大量に出土しています。

L-1区の石組みから出土した瓦の一部です。
軒瓦がまだ出土していませんが、これからの調査に期待しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research