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蝉田遺跡(10月9日~12日)


SG6河川跡の掘り下げを進めています。
今週も完形の土器や木製品が多数見つかっています。
写真撮影や図面作成も忙しいです。


SG6河川跡から見つかった人形(ひとがた)という木製品(縦26cm、横2.5cm、厚さ2mm)です(写真上部が頭)。
名前の通り、人の形を表したものです。
先週見つかった鳥形木製品と同じで、おまじないで使用されるものと考えられています。


山形城三の丸跡11次(10月9日~12日)


A-1区の石組の図面を作成しています。
発掘調査はこのような地道な作業の積み重ねです。


山形市立第七小学校の児童の皆さんが見学に来てくれました。
石組の井戸跡に興味津々です。


B-2区の井戸跡が掘り上がりました。
最下段の石組の下から木材が見つかりました。
ロの字型に4本置かれています。


お知らせ:清水西遺跡の発掘調査説明会(10月21日)

平成24年10月21日(日)に村山市で清水西遺跡の発掘調査説明会を行います。

調査では後期旧石器時代の磨製石斧やナイフ型石器などの石器群が、
まとまって出土しました。


出土した石刃

ぜひ足をお運びください。

現地説明会案内(PDF

調査遺跡:清水西遺跡
日時:平成24年10月21日(日) 13:30
場所:村山市名取字清水西 (地図


蝉田遺跡(10月1日~5日)


SG6河川跡を引き続き、調査しています。
今週も、土器や木製品が見つかっています。
遺物がどのように出土したのか、図面や写真などで記録する作業も並行して進めています。


SG6河川跡から見つかった木製のさじです。
写真ではわかりづらいですが、(先端が)僅かへこみがあります


SG6河川跡から見つかった鳥形木製品です。
名前の通り、鳥(側面から見た姿)の形を表したものです(左側が頭、右側が尾)。


掘立柱(ほったてはしら)建物跡と考えられるピットの配置が確認されました。
直径60~70cmのピット(穴)が約1.8mの間隔で並んでいます。
これから掘り下げて、深さや堆積した土などを観察していきます。


馳上遺跡4・5次・西谷地b遺跡3次(10月1日~5日)


今週は、これまでの県B・C区に加え、D区の調査も開始しました。
D区も、A・B区同様に南北に細長い調査区となっています。


D区の全景写真撮影後、検出された河川跡の掘り下げを行いました。
河川跡からの遺物の出土はまだ少数ですが、調査の進展に期待が持たれます。


『埋文まつり2012~のぞいてみよう!昔からのメッセージ~』(9月30日)

平成24年9月30日(日)に山形県埋蔵文化財センター参観デーの
『埋文まつり2012 ~のぞいてみよう!昔からのメッセージ~』を開催しました。


「考古学体験」ではセンターでの整理作業を体験してもらいました。
土器の接合では苦戦しながら、土器を組み立てていました。


「れきし仮装写真館」では縄文や平安時代の格好で記念撮影を行いました。
本物の土器と一緒にいい笑顔です。


毎年大人気の「勾玉づくり」は今年も大盛況でした。
皆さん自分の勾玉に思いを込めて丁寧に作っていました。


「石器づくりの実演」です。
石のかたまりから、段々石器になっていく職人技に興味津々です。


「ビィーちゃんスタンプラリー」にはたくさんの人が参加してくれました。
迷いながら景品を選んでくれました。


先日国宝になった「縄文の女神」(レプリカ)を展示しました。
皆さん間近でじっくりと見ていただきました。