
5月21日、山形城三の丸跡第11次調査が始まりました。
11月までの予定で、城北町の国道112号線沿いを発掘調査します。

調査区の東端にあるD区では、さっそく重機で表土を除去しました。
国道沿いの市街地のため、埋設されてある水道管等に注意しながら掘り進めます。

表土を除去したところから、ジョレン(便利鍬)を使って面整理作業を行います。
これから、どんな遺構が見つかるか楽しみです。

堀跡と思われる遺構からは水が湧き出るところもあり、排水も重要な作業となっています。

今週は基準点測量が行われました。

調査区の遺構検出状況の写真を撮影しました。
左側の黒い土のところが、山形城三の丸の堀跡と思われます。

昨年に続き、今年も八反遺跡を調査します。
センターから発掘現場へ器材をトラック4台に分けて運び出すところです。

遺跡の開始式を行いました。
今年度の発掘作業員は80名を超す、大所帯となります。

急な雨をしのいだり、日差しを避けたりするための休憩用テントを4張設置しました。

早速調査の手始めとして、遺物包含層の掘り下げを行っています。
古墳時代から平安時代にかけての層と考えています。

5月14日より、山形城三の丸跡第10次の発掘調査が始まりました。
写真は開始式の様子です。

重機で表土(現代の整地層)を除去しているところです。
河原石が調査区全体に転がっています。

表土を除去したところから、山形城三の丸の外堀跡と思われる
遺構(写真手前黒色土)が見えてきました。

5月11日に平成24年度第1回市町村文化財担当者研修が行われました。
研修の内容は、「文化財保護法に係る事務手続き」、「整理作業の進め方」、
「南陽市・米沢市の埋蔵文化財保護の取り組み」です。
37名(27市町村)の方々が参加しました。
また、南陽市と米沢市の埋蔵文化財保護に対する、
実際の取り組みついての発表や意見交換などを行いました。

昨年度調査の沼袋遺跡の整理作業では
土器片の接合作業を観ていただきました。

写真撮影スタジオ室では、撮影器材、
遺物の撮影の仕方について見学していただきました。

どうやってこんな文様をつけたんだろう。
大昔の人の技に、感心することしきりです。

これを着れば、心は縄文人。
ちょっとチクチクしますが、着心地はそんなに悪くないようです。

縄文クッキーの再現です。
材料はドングリの粉が主成分。さて、うまく焼けたでしょうか?

焼き上がったクッキーの試食会。
ちょっと癖のある味で、女子の皆さんにはあまり評判が良くなかったようです。

スライドで縄文時代の暮らしを学びました。
縄文人の生活は今とどう違うのかな?

縄文人のように石器で野菜切りに挑戦です。

弓矢で動物の狩り体験です。
みんな上手で、縄文人に負けていません。

スライドによる説明を聞きながら、縄文の人々の暮らしに思いをはせます。

火起こし活動の真っ最中。
ようやく煙が立ちのぼり、炎が上がるのも間もなくでしょう。

庄内地方で発掘された縄文土器です。
じっくりと手にとって観察できるのは、出前授業ならではのこと。

自分たちの周りにある遺跡について学びました。

地元の中川原C遺跡から出土した遺物に実際に触れてみます。
自分たちの住む下に眠る歴史にみんな興奮気味です。

石器を作る様子を間近で観察しました。
大きな石から細かな石器になっていく様子に目が釘付けです。
平成24年度ふるさと考古学講座(1)「遺跡を掘ってみよう!」の
ご案内をします。
実際に遺跡を掘り、土器を発掘する体験ができます。
土の下に眠る歴史を、自分の手で掘り起こしてみませんか?

皆様の参加をお待ちしております。
ふるさと考古学講座(1)
「遺跡を掘ってみよう」チラシ
日時:平成24年6月3日(日) 13時~16時
対象:どなたでも(小学校3年生以下は保護者同伴)
定員:30名(応募多数の場合は抽選となります)
参加費:無料
場所:東根市八反遺跡(はったんいせき)
地図を表示する
持ち物:帽子・タオル・軍手・長靴・汚れてもよい服装・飲み物
申し込み方法:【講座名・氏名・郵便番号・住所・電話番号・年齢】を明記し、
ハガキ・FAX・メールのいずれかの方法でお申込みください。
締め切り:平成24年5月23日(水)
※お申込みいただいた方には、後日詳細をお知らせいたします。
問い合わせ・申し込み先
公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター
〒999-3161
山形県上山市弁天二丁目15番1号
TEL:(023)672-5301
FAX:(023)672-5586
E‐mail:yac@yamagatamaibun.or.jp
担当:総務課企画情報室 向田 明夫
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research