
市道部分の調査が終了しました。
昨年度はこの調査区の両側を調査しました。

竪穴住居跡の調査をしています。
床面の下を掘っています。

先週行った空撮の写真が届きました。
北西から遺跡を見ています。
今年の松橋遺跡・田向遺跡・田向2遺跡の
発掘調査の成果をご説明します。
皆さまの参加を心よりお待ちしております。
調査説明会案内(PDF 129KB)

松橋遺跡:遺物の出土状況
遺跡名:松橋遺跡(まつはしいせき)
田向遺跡(たむかいいせき)
田向2遺跡(たむかい2いせき)
日時:平成22年9月26日(日) 午後2時から
場所:村山市大字名取字松橋・田向
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今年行われた鎌倉上遺跡の発掘調査成果をご説明します。
多くの皆さまの参加を心よりお待ちしております。
調査説明会案内(PDF 210KB)

鎌倉上遺跡:遺物の出土状況
遺跡名:鎌倉上遺跡(かまくらかみいせき)
日時:平成22年9月23日(木) 午後2時~3時
悪天候の際は、調査事務所で説明を行う場合もあります
場所:米沢市窪田町小瀬
駐車場:自動車で来場される方は、駐車場がありますので、
係りの者の誘導に従ってください。
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休憩室と機材庫を使用するにあたっての環境整備をしています。
まず最初に用具の収納棚と、出入り口の段差を埋める踏み台を作りました。
作業員の皆さんは手慣れた様子で、
図面などがなくても頭の中のイメージだけを頼りに、何でも器用に作ってくれます。

重機を使って、遺跡の上に堆積している表土を除去しています。
いよいよ本格的な調査の始まりです。
深く掘りすぎると遺跡が壊されてしまうので、調査員は土色の変化などを見ながら、
細心の注意を払ってどこまで掘り下げるべきかを見極めます。
また重機にも、その大きな車体からは想像できないような繊細な動きが要求されます。
このように表土除去は、単に重機のパワーに任せた地面の掘り下げとは違う、
極めて精妙な作業なのです。

表土が除去された調査区の様子です。
これからは、表土が除去された地表面を、
人力できれいに削っていく作業になります。

大雨で今まで掘り下げた遺構に水がたまってしまいました。
今週は遺構の排水作業からはじまりました。

複雑に重なり合った遺構を掘り下げました。
遺構をよく見ながら掘る順番を決めていきます。

一日の作業は使った道具をきれいに洗って終わります。

調査区北側の写真撮影をするために、
撮影用のタワーを建てています。
ロープを張り安全対策も万全です。

調査区北側の完掘状況です。
小雨が降り、あまり条件はよくありませんでしたが、
なんとか撮影できました。

徐々に日が短くなってきました。
本飯田地区の事務所からは鳥海山が見えます。

前日までの雨で調査区全体が水浸しになってしまったため、
この日は排水作業からのスタートです。

河川跡から検出された火山灰です。
川の流路に沿って堆積していることがわかります。

トレンチ内を掘り下げています。
断面を観察すると、どのように河川に土が堆積していったのか理解できます。

遺構検出も大詰めを迎えています。
黒い土から遺構を探しているので、
何度も何度も削りながら遺構を見つけています。

竪穴住居跡と思われる大型の遺構が見つかりました。
本遺跡では全体的に大きめの住居跡が多数見つかっています。
「大家族」でにぎわいのある集落だったのでしょうか。

隣のB区では、遺構の性格を確かめるために、1つを掘り下げました。
中からは桑の木と思われるものが多数見つかりました。
どのような経緯で埋められたのでしょうか。

溝の底近くから、土師器や須恵器が数多く出土しています。

雨の多い一週間でした。調査区の一番低いところはあっという間に水没してしまいます。

隣の経塚森遺跡の調査区を拡張するために、重機による表土除去が始まりました。

調査もいよいよ終わりが見えてきたという段階でこの大雨。
いまだかつてないほど水がたまっています。

水に浸ってしまったところを改めてきれいにしています。
一週間のほとんどが排水作業に追われた週でした。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research