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天矢場遺跡発掘調査説明会

発掘調査中の天矢場遺跡を公開します。
ぜひおいで下さい。

日時 平成19年11月2日(金) 午後2時~3時
場所 集合場所・駐車場 埋蔵文化財センター現地事務所
説明場所 南陽市川樋字天矢場 (天矢場遺跡)
成果
天矢場遺跡は、縄文時代の狩猟の場および中世・近世の集落跡と思われる遺跡です。JR中川駅から西へ約500mのところで、鷹戸山と岩部山に囲まれた緩やかな傾斜地に立地しています。
今回の調査では、縄文時代の陥穴や井戸跡・土坑・柱穴、また中世・近世のものと思われる掘立柱建物跡や井戸跡・溝跡・土坑・柱穴等が見つかっています。出土した遺物は少量ですが、縄文土器や石器のほか、中世・近世の青磁や陶磁器片などが出土しています。

備考
天矢場遺跡現地事務所 担当 須藤孝宏 ℡090-1499-1317

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天王遺跡発掘調査説明会

天王遺跡の調査説明会を開催します。
ぜひご参加下さい。

日時 平成19年10月16日(火) 午後2時~
場所 集合場所・駐車場 埋蔵文化財センター現地事務所
説明会場 南陽市大字漆山字天王・塚原二(天王遺跡)

成果
天王遺跡では、主に古墳時代の古墳と中世の集落跡が確認されています。3基の円墳跡と見られる周溝から祭祀で使用した器台などが出土しています。
中世の遺構には掘立柱建物跡や様々な構造を持つ井戸跡が多数見つかっています。置賜地方の古墳時代から中世にかけての社会をうかがい知ることができます。

備考
天王遺跡現地事務所 担当 高橋一彦 ℡090-8423-8057

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上の寺遺跡(10月9日~10月12日)

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斜面部のトレンチ調査の様子です。
これまで設定した6本のトレンチでもっとも長いトレンチになりました。

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大型の遺構で見つかった焼土の断面です。
酸化して赤くなった部分と、還元で黒っぽくなった部分があります。

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大型の遺構がほぼ掘り上がりました。
石や焼土などが多数出土したため、何度も記録を取りながらの調査でした。


堤屋敷遺跡第2次(10月9日~10月12日)

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4区の大溝跡から出土した遺物の状況です。土層観察用のベルトを掘り下げると、内耳土鍋や石臼の破片が出土しました。

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西側に伸びる大溝跡は、掘り起こされて上面が壊されています。トレンチを設定して確認すると、下層では大溝跡が良好に残っていました。

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前の写真の下層で確認できた内耳土鍋の破片です。


下屋敷遺跡(10月9日~10月12日)

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下屋敷遺跡では、先行して調査する範囲(1区北)にかかる遺構の完掘が終了しました。写真中央部には、井戸跡が2基、浅い溝跡が確認されています。

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前の写真の井戸跡(SE6)の完掘状況です。井戸を構成している枠組みが良好に残っていました。また、底面からは曲物が出土しました。

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井戸跡から出土した曲物です。大きさは10cm程で柄杓(ひしゃく)の器にあたる部分だと思われます。