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山ノ下遺跡(6月5日〜6月9日)


写真の右端に写っている機械を使って、遺構の標高を測っているところです。


杉の木の根の間から、甕の底部が出土しました。根がとても太く、切断するのが大変です。遺物が出土するため、慎重に根を除去しています。


根の間からは須恵器や高台坏なども出土しました。


木の下館跡第3次(6月5日〜6月9日)


遺構検出状況:館跡の下方から炭窯と思われる窯跡が4基見つかりました。焼け土や炭くずが残っています。


炭を焼いた窯跡:左に映っている窯跡は焼け土が沢山残っています。登り窯のような形をしています。


炭を焼いた窯跡:丸や楕円形をした炭窯もあります。


天王遺跡(6月5日〜6月9日)


大きいほうの調査区の遺構検出が終わりました。写真右奥の杉の木の下に、地元の方が「てんのうさま」と呼ぶほこらがあります。


帯状に砂が堆積した部分があります。他の場所よりやや高く、遺構がたくさん見つかりました。


前に掲載した大きな板碑の近くに、2基の板碑があります。周囲には小型の板碑も何基か並んでいました。


中山城跡第2次(6月5日〜6月9日)


調査区内には、縄文時代の遺物が出る区域があります。今週からトレンチを掘りはじめました。


10〜20cm掘り下げると、縄文土器が出土しました。文様が描いている土器も出ています。


近世屋敷跡からは、赤い漆製品が出土しています。漆製品を製作していたことを示す重要な資料です。


中川原C遺跡第4次(6月5日〜6月9日)


今週は、調査区北側の遺構検出と、写真撮影をおこないました。
旧地形は、ここから先やや高くなっています。奥の黒色土は昔の河川跡のようです。

上の写真でブ゛ルーシートがかけてある部分です。ここは旧河川の自然堤防上で、
縄文時代の土坑や住居跡と思われる遺構が見つかりました。


石畑遺跡(6月5日〜6月9日)

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調査区の南側(B区)の面整理が終了し、全景写真を写しました。まずまずの天気で、遠くの景色までのぞむことができました。

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いよいよB区の遺構精査の開始です。B区は後世の攪乱(かくらん)も多いのですが、遺物も少なからず出土します。今後の成果が期待できます。

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水曜日(6月7日)、大雨直後の調査区の様子です。午後には小降りになりましたが、大雨によって一部冠水してしまいました。そのため、排水作業を行いました


発掘された日本列島2006

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亀ヶ崎城跡出土の茶道具

毎年恒例の「発掘された日本列島2006」が6月から始まります。
今年は久しぶりに山形県にも巡回してきます。また、当センターで発掘調査を行なった亀ヶ崎城跡の遺物が数多く出展されます。写真右の天目台は山形県の地域展でのみ展示予定です。

公式サイトはこちらからどうぞ。
発掘された日本列島2006公式ホームページ

<巡回会場・会期>
6月20日〜7月23日 江戸東京博物館(東京都両国)
7月29日〜9月3日 九州国立博物館 (福岡県太宰府市)
9月9日〜10月9日 佐野美術館 (静岡県三島市)
10月15日〜11月12日 米沢市上杉博物館 (山形県米沢市)
11月18日〜12月17日 福井県立若狭歴史民俗資料館 (福井県小浜市)
12月23日〜2007年1月21日 大阪府立弥生文化博物館 (大阪府和泉市)
1月28日〜2月25日 新潟県立歴史博物館 (新潟県長岡市)