先週から調査を開始したP2区で遺構検出を行いました。
調査区内は6畳ほどの狭さで、4~5人入れば目一杯です。
M3区のSK2131土坑では廃棄された瓦と石がまとまって出土しました。
黒瓦と白い石のコントラストが鮮やかです。
今週、M3区は遺構の掘り下げが終了しました。
遺構からは主に近世の遺物が出土しました。
6区の調査が一通り終わり、写真や平面図や断面図などの記録作業を行いました。
調査区の南側にあたる5区の調査を行いました。
5区は傾斜のきつい斜面地ですが、多数の縄文中期の遺物が発見されました。
3区の2層の除去が終わり、2層下位の遺構の検出を行いました。
5区の倒木によって動かされた土層の中から、小型の磨製石斧の一部が出土しました。蛇紋岩という特殊な石を素材にしています。蛇紋岩は、近隣では産出していないことから、遠くから運ばれてきたものと考えられます。
今週も相変わらず暑い日が続きました。
竪穴住居跡(ST1)の断面図作成後、十字に残していた土層確認用ベルトの掘り下げを行いました。
アルミタワーを建てて、ST1の写真撮影を行いました。
ST1の平面図を作成しました。出土している遺物も全て図化します。
遺構から装身具と思われる2ヵ所の孔をあけた石製品が出土しました。
大雨で泥水が調査区に流入してしまいました。
水はけが良い所なので、シートの上にしか水は溜まりません。
気を取り直して遺構検出作業です。
ほぼ終わったので、次週に写真撮影をします。
M-3区の調査は終盤に差し掛かりました。
遺構の断面を図面や写真に記録したあと、完掘しています。
今週は新たにP-3区の南半分と、その東側に位置するP-2区の調査を開始しました。
P-2区です。調査区の中央で、コンクリート製の枠と、それを囲む石組が出てきました。
今週も、4区拡張区と3区拡張区の掘下げと遺構検出を行いました。4区は遺構がはっきりとしませんが、縄文時代中期の土器や石器がたくさん発見されました。
今週は、35度を超える、うだるような暑さの中での作業でした。こまめに水分と休憩を取り、熱中症に気を付けながら調査を進めました。
南側斜面の3区拡張区では、いくつかの土色変化部が認められました。何らかの遺構があるものと思われます。
4区拡張区の3層から、宮城県の加美町にある湯倉(ゆのくら)産と考えられる黒耀石のカケラが発見されました。黒耀石は他の石材に比べて割りやすく、また鋭利な縁辺が得られます。それに見た目も綺麗なので、当時はたいへん重宝された石器の石材であったことが考えられます。本遺跡ではこのカケラ以外にも、黒耀石製の石器がいくつか発見されています。
今週もとても暑い中での作業となりました。
写真は遺構精査の様子です。
調査区北側1区の、住居跡(ST1)の掘り下げを開始しました。
遺構内からは他の遺構同様、土器片・石器が出土しています。
調査区南側3区の土坑(SK53)から石錐が出土しました。
9区の調査が終了したので、重機で調査区を埋め戻しました。
今週は7区の遺構検出作業を進めています。
新しそうなものから、ちょっと古そうなものまで。色々な遺構が確認できます。
M-3区です。瓦と石が集中している場所が見つかりました。
記録のためベルト状に土を残し、両側を掘り下げています。
P-3区の石組遺構です。
週末の埋戻しに向けて記録作業も最終盤です。
P-3区の埋め戻しが始まりました。
来週からは新たな調査区で調査を始めます。
今週は非常に暑い日が続く中での作業となりました。調査区(1区)の北東隅の遺物包含層地(SF2)の掘り下げを先週に引き続き行いました。
遺物包含層地(SF2)の南側から、石鏃(RQ21)が出土しました。
3区北側からは、土器や石器が集中して出土しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research