5月28日から11区の調査を行なっています。調査区の南東から北西方向に溝跡が、南西部に黒色の土があります。
11区の黒色の土からは、多くの遺物が出土しています。一方、茶色(褐色)の土からは、ほとんど遺物が出土しません。
堀跡の西側の立ち上がりを調べるために、6月8日から、道路の下を発掘しています。山形市や山形警察署に所定の届け出をして、市道を通行止めにする許可を得た上で行なっています。
12区(市道部分)を掘り下げたところ、南北方向に並んでいる大きな石の列が検出されました。堀に関連するものなのか、調査を進めます。
作野遺跡の発掘調査が6月9日より始まりました。今回の調査は、徳内・シーボルトラインの道路工事に伴って行われます。調査区の両隣りは、山形で今が旬の、サクランボの畑です。このサクランボのように調査成果に大きな実りがあれば嬉しいです。
初めに重機で表土を剥ぎ取り、縄文時代(約3,000年前)の地層まで掘り下げていきます。今は平坦な土地でも、縄文時代はかなり山あり谷ありの地形だったようです。
3つある調査区の中で、D区とした箇所の遺構検出が終了しました。見えにくいと思いますが、写真中央に遺構が集中して検出されました。
D区で検出された溝跡です。1次調査で検出されていた溝跡の続きのようです。
縄文土器の破片が数多く出土する中、形状を一部とどめた遺物も何点か出土しています。
石皿と思われる遺物が出土しました。
面整理をていねいに削ると、黒い部分の遺構が姿をあらわします。
週の前半で、調査区全体の遺構検出を終了しました。その後、手前の1区から遺構の掘り下げを始めたところです。
奥の調査区(2区)の遺構検出の様子です。溝跡が数条と小さいピット(穴)が多数見つかりました。河川跡や湿地跡と見られる部分もあります。
1区を横切っている溝跡です。溝の底には小さな石がたくさんあり、溝にそって柱か杭の跡が見られます。時期は今のところ不明です。
遺構の掘り下げをおこないました。多くの遺構が見つかっています。
2区では、方形の土色変化を確認することができました。竪穴住居跡の可能性があります。
1区から、土師器(はじき)のかめが見つかりました。残存状態が良く、接合すると完全な形になりそうです。
今週も遺構を探しています。
庄内町といえば風が強いことで有名です。現場に敷いたブルーシートが強風で飛ばされないように、たくさん土のうを作っています。
毎日飛行機が現場上空を飛んでいます。庄内空港へ着陸する直前です。
11区の黒色の土から、石匙(いしさじ)が出土しました。出土状況の写真撮影をしています。
11区の南西側に黒色の土の区域があります(写真では調査区の左上)。遺物の出土状況から、古代の土の層と考えられます。
黒い土のところからは、古代の甕(かめ)も出土しました。約20cmの大きさです。
山形城三の丸跡(7次、春日町)では、調査区を分割して調査をしています。1つの調査区の面積は狭く、市街地の交通量が多い沿道です。
図面用に遺構の測量を行っています。二本の棒の上の真ん中にカメラを下げ、リモコンで一個一個撮っていきます。
西側から見た調査区の全景です。上の方に山形市役所やメディアタワー、文翔館が見えます。
いよいよ玉作2遺跡の発掘調査が開始されます。作業にあたっての注意などを作業員に説明しています。
重機を使用し表土を除去しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research