今週もたくさん雨が降りました。毎日のように調査区内の排水作業を行っています。
この日は天気が良かったです。写真撮影のため調査区北側をきれいにしています。
今週も排水作業から現場作業が始まりました。
31日に関係者に向けて説明会を行いました。
表土除去の後に行なう「面整理」の工程です。便利鍬を使って、地面を平らに薄く削り、建物の柱穴など当時の生活の痕跡を探っていきます。
調査区の壁面を鎌を使ってきれいに削ります。これを「鎌かけ」といって、土の堆積状況を確認する時や断面図の作成のため欠かせない作業です。
重機による作業がようやく終わりました。
7区の平面図を作成しました。
9区で見つかった河川跡を掘り下げていきます。この河川跡は、隣接する8区・10区でも見つかっており、大変大きな河川であったと思われます。
河川跡から見つかった土器です。
<西谷地地区>
検出した遺構には、1つ1つ名前と数字を付けていきます。写真は柱穴で、「SP15」という遺構番号になりました。
溝断面の土層状況を写真撮影しています。発掘調査では記録のため、今でもデジタルカメラは使わずにフィルムカメラを用いて撮影します。
調査区が市道の両脇にあるため、そこを通行する自動車や歩行者等の安全のため、「保安灯」を設置しました。これで、夜間でも安全に通行できます。
先週末に降った雨により調査区が水没していました。
先週紹介した溝跡を完堀しました。調査も残すところあと2週間となり急ピッチで作業を進めています。
今週はあまり天気がよくありませんでした。それでも,雲の切れ間から太陽がのぞく時もあります。この日は少し欠けた太陽が見えました。
遺構を掘っています。底から木製品が出土しました。
堀跡の掘り下げも深くなり、掘った土をみんなで協力して運びあげています。
堀底の上の砂層から唐津産の皿が出土しました。多分馬見ヶ崎川の氾濫などで流されてきたものと思われます。
7月26日(日)の午後2時より現地で遺跡調査の説明会を行いました。遺跡の概要などをパネルで説明し、その後、調査区に移り遺構と出土遺物の説明を行いました。
調査区内の貯蔵穴群や竪穴住居を見て頂き、時期や特徴などを説明しました。参加者は地元の方をはじめ83名に来て頂きました。
出土品の説明です。写真手前の土器は、縄文時代晩期後葉(大洞A式期)の土器と共に出土した注口土器で、肩に波状の粘土紐を貼り付けた精巧なもので、県内には類例のない貴重な資料です。
今週から鎌倉上遺跡の発掘調査を開始しました。10月中旬まで3ヶ月ほどの調査期間を予定しています。まずは機材道具の積み下ろしからスタートです。
重機械を使って表土を剥いでいきます。土色の変化や土質の違いに注意しながら、調査員が指示を出して慎重に掘下げていきます。
表土はぎとりと、面整理の作業は、なおも続いています。新たな調査区は6区~10区で、写真は6区の作業風景です。
写真は7区です。面整理が終わり、遺構が見つかったところには、乾燥防止のためシートをかけて保全しています。
市道沿い8・9・10区の面整理が完了したので、タワーを組んで写真撮影を行いました。
<西谷地地区>
地表面から余分な土を除去した後は遺構を探します。柱穴だと思われる部分を数センチだけ掘り下げます。
広い調査区内をわかりやすくするために、細かく分けます。そのときの目印となる杭を打ち込む場所を決めています。
7月22日には発掘現場でも日食の話題で盛り上がりました。休憩時間には皆で太陽が欠けていく様子を観察しました
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research