「2010(H22)年度」カテゴリーアーカイブ

北原2遺跡(6月14日~6月18日)


北原2遺跡の全景です(南より)。
写真左側が低地(谷)で、写真右側や手前の高い部分に、主に遺構が分布します。
ブルーシートの部分がトレンチ調査した部分です。


地形の高い部分で見つかった長さ約1mほどの平面小判形の遺構(陥穴か)です。


これも地形の高い部分で発見された円形の遺構で、
細い黄色の噴砂(ふんさ)に切られています。
トレンチ壁にも噴砂が縞状に広がります。
噴砂は、地震の際に、地盤が液状化することによって、
地中の土砂が地下水と共にふきだしたもので、
遺跡の遺構と重複(ちょうふく)することで、その発生時期が分かる場合があります。


清水遺跡(1)(6月14日~6月18日)


重機が入れなかった地区について、人力でトレンチの掘り下げを行ないました。


トレンチ調査の終わった地区は、調査区の周囲を溝掘りし、来週からの重機導入に備えます。


遺跡の北にある高台から遺跡の全景を撮影しました。
写真中央に調査事務所が見えます。その手前が清水遺跡と経塚森遺跡、
事務所の奥が田向2遺跡、田向遺跡、松橋遺跡です。
遠くにはうっすら天童の舞鶴山が見えます。


経塚森遺跡(6月14日~6月18日)


2つのパーティーが一緒になって、
調査区の西側壁面の堆積状況について図化を行っています。


清水遺跡(1)から、経塚森遺跡を撮影しました。
鉄塔の左側が遺跡の位置です。遺跡は、段丘の縁に立地しています。


調査区西側の壁面を観察し、堆積層の境目を検討し、
遺跡全体がどのように埋没していったのかについて考察しました。


田向遺跡(6月14日~6月18日)


A区の面削りも大部分が終わりました。
B区については、A区の遺構検出等の作業が
ある程度終わった段階でとりかかることとしました。


面削りの結果、A区西側で溝状の遺構がくっきりと検出され、
その結果、A区については全体的に調査区中央から西側にかけて
遺構が集中していることがわかりました。
今後は、遺構がある部分を重点的に精査していきます。