今週からは遺構の掘り下げを開始しました。
写真は12区の竪穴住居跡です。
竪穴住居跡の完掘状況です。二軒の住居が重複している様子がわかります。
竪穴住居跡から出土した須恵器です。
完全な形で残っている可能性が考えられます。
竪穴住居跡の土の堆積を確認するために、
土層の断面図をとっているところです。
遺構検出の作業状況です。調査区北側では、
竪穴住居跡と思われる遺構や土坑が多く確認されました。
遺構がたくさん見つかった調査区の北側では、遺物が多く出土しています。
前の写真の場所から竪櫛の一部が出土しました。
見つかったのは、結歯式竪櫛(けっししきたてぐし)と呼ばれる
縦長の櫛で髪留めに使用したと推測されます。
櫛歯の部分は失われ頭部だけが残っていました。
おそらく古墳時代の遺物と思われます。
J13・14トレンチの面整理の様子です。
この日も、大変暑い中作業を行いました。
J4トレンチにて遺構番号登録の様子です。
トレンチから検出した遺構に、それぞれ遺構の種類と通し番号を付けて、
登録していきます。
I区の掘削に入りました。調査区に敷き砂利が敷いてあるため、
なかなか思うように掘り進むことができませんでした。
遺構を半截して図面を作成しました。
これはどうやら、近代より後につくられたもののようです。
トレンチの断面を整理して写真撮影ができるようにしてもらいます。
沼田2遺跡のトレンチ面整理はほぼ終了しました。
これから沼田1遺跡のトレンチに取り掛かります。
北原4遺跡のトレンチ(試掘坑)の全景です。
写真手前から奥の水田や果樹の作付がないところが高速道路予定地です。
トレンチの結果から、遺跡の旧地形も写真左の水田(谷)に向かって傾斜し、
谷の周囲に遺跡が存在する様子が分かります。
北原4遺跡で、特に平安時代の土器が発見された北側などに
追加のトレンチを設置しました。
黄色い地面に、黒い溝状の広がりが確認できます。
北原2遺跡のトレンチの様子です。
写真奥の水田(谷)に向かって旧地形(黄色い地面)が傾斜し、
写真手前の地形が高いところには平面楕円形の土色変化(黒色)が見つかりました。
断面図作成のために壁を削っているところです。
壁をきれいに削ってから断面図を作成します。
水の溜まるトレンチの排水作業を行いながら
遺構検出を行っています。
性格不明遺構の掘り下げを行っています。
どのような遺構なのかが楽しみです。
トレンチから水が湧き出るので、水汲みを行っているところです。
泥との格闘です。
本格的に暑くなってきました。
日差しを避けて休憩するために、テントを立てました。
トレンチから遺構らしきものと、土師器と思われる遺物が見つかりました。
トレンチ内の地層の堆積状況を、20分の1スケールで図化する作業を行いました。
トレンチそのものや遺構の様子も、20分の1スケールで図化しました。
炎天下の作業は、なかなか大変です。
測量の際の基準となる座標杭を、調査区全体に8m間隔で打ち込みました。
その座標杭上に平板(測量機器)を設置し、アリダードと巻尺を使って、
先日検出した遺構のプランの測量を行いました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research