「2010(H22)年度」カテゴリーアーカイブ

馳上遺跡(6月14日~6月18日)


今週からは遺構の掘り下げを開始しました。
写真は12区の竪穴住居跡です。


竪穴住居跡の完掘状況です。二軒の住居が重複している様子がわかります。


竪穴住居跡から出土した須恵器です。
完全な形で残っている可能性が考えられます。


竪穴住居跡の土の堆積を確認するために、
土層の断面図をとっているところです。


鎌倉上遺跡(6月14日~6月18日)


遺構検出の作業状況です。調査区北側では、
竪穴住居跡と思われる遺構や土坑が多く確認されました。


遺構がたくさん見つかった調査区の北側では、遺物が多く出土しています。


前の写真の場所から竪櫛の一部が出土しました。
見つかったのは、結歯式竪櫛(けっししきたてぐし)と呼ばれる
縦長の櫛で髪留めに使用したと推測されます。
櫛歯の部分は失われ頭部だけが残っていました。
おそらく古墳時代の遺物と思われます。


高瀬山遺跡(6月14日~6月18日)


J13・14トレンチの面整理の様子です。
この日も、大変暑い中作業を行いました。


J4トレンチにて遺構番号登録の様子です。
トレンチから検出した遺構に、それぞれ遺構の種類と通し番号を付けて、
登録していきます。


I区の掘削に入りました。調査区に敷き砂利が敷いてあるため、
なかなか思うように掘り進むことができませんでした。


沼田2遺跡(6月7日~6月11日)


遺構を半截して図面を作成しました。
これはどうやら、近代より後につくられたもののようです。


トレンチの断面を整理して写真撮影ができるようにしてもらいます。


沼田2遺跡のトレンチ面整理はほぼ終了しました。
これから沼田1遺跡のトレンチに取り掛かります。


北原4遺跡(6月7日~6月11日)


北原4遺跡のトレンチ(試掘坑)の全景です。
写真手前から奥の水田や果樹の作付がないところが高速道路予定地です。
トレンチの結果から、遺跡の旧地形も写真左の水田(谷)に向かって傾斜し、
谷の周囲に遺跡が存在する様子が分かります。


北原4遺跡で、特に平安時代の土器が発見された北側などに
追加のトレンチを設置しました。
黄色い地面に、黒い溝状の広がりが確認できます。


東熊野苗畑遺跡(6月7日~6月11日)


断面図作成のために壁を削っているところです。
壁をきれいに削ってから断面図を作成します。


水の溜まるトレンチの排水作業を行いながら
遺構検出を行っています。


性格不明遺構の掘り下げを行っています。
どのような遺構なのかが楽しみです。