「2010(H22)年度」カテゴリーアーカイブ

森の原遺跡(10月25日~10月29日)


今週は、雨に悩まされた一週間でした。
そのため、調査が思うように進まず、
雨が降っては調査区が水没してしまい、
その都度、ポンプをフル稼働して排水作業を行いました。


週の後半になってようやく天候が回復し、
ひしゃくやスポンジを使って手作業での排水作業を行いました。


排水作業が終わり、先週確認した遺構のマーキングを行いました。
どうやら遺構は、調査区の西側に集中しているようです。


八合田遺跡(10月25日~10月29日)


調査区の西側で検出された、不定形な落ち込み状の遺構を掘り下げています。
箸が突き立ててある場所からは土器の破片が出土しました。


今週は雨の日が多く、その都度排水作業に追われて、
調査の進展が滞りがちです。


遺構の位置関係や形状などを記録しています。
調査区全体を図面化し、遺構の配置図を作成しています。


沼田2遺跡(10月25日~10月29日)


調査区の北側では、
写真手前から奥の方に等間隔に並んだ、
深い土坑が5基確認されました。
動物を捕えるための陥穴(おとしあな)と考えられます。


5基のうちの一つの土坑(陥穴か?)です。
半截すると長方形の形をしているのがわかりました。


久しぶりに天気が良かったこの日、
青空とうろこ雲が遺跡の上に広がりました。
調査もいよいよ残すところあと1ヶ月です。


北原4遺跡(10月25日~10月29日)


調査区の全景写真を撮影しました。
今週は雨と強い寒気で思うように調査が進みませんでしたが、
なんとか撮影できました。


発掘調査で使用していた道具をきれいに洗っています。


今週で北原2・北原4遺跡の調査は無事に終了しました。
沼田・八合田遺跡で働く作業員の皆さんも含めて最後に記念写真を撮りました。


東熊野苗畑遺跡(10月25日~10月29日)


新たに表土を除去した北側拡張区の面整理を始めました。


拡張区の遺構検出を始めて間もなく、
土師器の破片や須恵器の破片がまとまって出土しました。
右下には焼土が見られ、住居跡の可能性があります。


10月27日朝、調査区から仰ぐ村山市の名峰・甑岳(こしきだけ)に初雪が降りました。
今年の調査期間もあと残り1か月・・・いよいよラストスパートに入ります。


清水遺跡(1)(10月25日~10月29日)


溝跡から土器が出土した様子です。
右下の張り出しは、土を盛って人工的に作られたものです。


竪穴住居跡から須恵器の大甕が出土しました。
出土した状態を図面に記録します。


調査区内の各地点から見つかった火山灰について、
分析のため、試料の採取を行ないました。


馳上遺跡(10月25日~10月29日)


今週から、調査員と作業員を増員して調査にあたっています。
調査も終盤に入り、急ピッチで作業を進めています。
写真は竪穴住居跡の掘り下げを行っているところです。


竪穴住居跡を掘り下げると、
下からは炭化材がまとまって出土しました。


検出した遺構の平面図を作成しているところです。