
SG6河川跡を引き続き、調査しています。
今週も、土器や木製品が見つかっています。
遺物がどのように出土したのか、図面や写真などで記録する作業も並行して進めています。

SG6河川跡から見つかった木製のさじです。
写真ではわかりづらいですが、(先端が)僅かへこみがあります

SG6河川跡から見つかった鳥形木製品です。
名前の通り、鳥(側面から見た姿)の形を表したものです(左側が頭、右側が尾)。

掘立柱(ほったてはしら)建物跡と考えられるピットの配置が確認されました。
直径60~70cmのピット(穴)が約1.8mの間隔で並んでいます。
これから掘り下げて、深さや堆積した土などを観察していきます。

今週は、これまでの県B・C区に加え、D区の調査も開始しました。
D区も、A・B区同様に南北に細長い調査区となっています。

D区の全景写真撮影後、検出された河川跡の掘り下げを行いました。
河川跡からの遺物の出土はまだ少数ですが、調査の進展に期待が持たれます。

度々雨に降られながら、清掃をしました。
無事に完掘写真が撮れました。

関係者の方に調査成果を確認していただきました。

発掘調査を無事終了です。
作業員の皆さん、お疲れ様でした。

今週は主に、土器集中区の精査を行いました。

4日には、ラジコンヘリを使用した、遺跡の空中撮影を行いました。

竪穴建物の調査を続けています。
複数の建物が重なり合っているため慎重に掘り進めます。

竪穴建物を掘り下げた様子です。
柱穴や周溝(しゅうこう)と考えられる穴が見つかりました。

古墳時代の土器がまとまって出土しました。
胴部が丸い壺形の土器など出土しています。

B-2区の井戸跡です。
かなり深く掘り下げています。

A-1区の完堀状況です。
石組(井戸跡らしき場所)が2か所見られます。

B-3区のレべリングの作業風景です。
掘り下げた遺構に足を取られないように慎重に仕事しています。

県C区から、竪穴住居が検出され、その状況の写真撮影を行いました。
調査区の外にも範囲が広がる、完全な姿で検出することはできませんが、
カマドや煙道が確認でき、土器も集中して出土しています。
今後は、さらに掘り下げを進め、土器の形態等をもとに、住居の年代や性格を推測していきます。

秋空の下、先週に引き続き、川跡の掘り下げを進めました。
川跡は、調査期間の制約上、調査区内のすべての場所を掘り下げることは難しいため、
調査区内の複数の場所にトレンチを設定し、断面の撮影や図化を進めていきます。

SG6河川跡の掘り下げを続けています。
土の違いを確認しながら慎重に掘り下げます。
水が湧き出す砂層になると、比較的壊れていない土器が見つかるようです。

SK34土坑の精査をしています。
十字状に土層確認ベルトを残したところ、中央付近に土器がみつかりました。
どのように土や土器が埋まったのか観察しています。

SK34土坑を上から撮影しました。
直径約70cmの範囲に須恵器甕の破片が集中しています。
意図的に埋められていることが考えられます

赤色の土が出ているところのみ釘で線.を引きます。

白色の頁岩です。表面は滑らかです。
石器の一片と考えられます。

北斜面溝から出土した石器です。
二つとも近くの場所から見つかりました。

縄文の遺物が出ている地点の面整理を行いました。
土の色の違いが見えにくい部分もあるので、両刃鎌で丁寧に削ります。

面整理を終え、遺構を検出した状況です。
土坑跡などが見られました。

遺物としては石器が多く見つかっています。
写真は石匙(いしさじ)です。

石器がまとまって見つかった地点もありました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research