26日に、天童市の蔵増小学校の皆さんが遺跡見学に来てくれました。
とても熱心に説明を聞いてくれました。
今週から土器集中区の本格的な作業に取り掛かりました。
遺物を取り上げる前に、全景写真を撮影しました。
これから記録作業を行いながら、順次取り上げていく予定です。
土坑から古銭が三枚くっついて出土しました。
遺物が出るとわくわくしますね。
大きな土坑が掘りあがりました。
図面作成をしています。
砂地に掘りこまれている遺構を崩さないよう、作業を進めています。
B-3区は、遺構の掘り下げがほぼ終わりました。
石組の炉の跡(写真中央左)や、
陶磁器の破片と炭が多く出土した土坑(大きな穴)などが見つかりました。
東隣のB-2区では、2基見つかった井戸跡の精査が進んでいます。
その1つでは、地表から約2mの深い場所でほぼ完全な形の陶磁器が出土しました。
薄緑色の釉薬がかけられた瀬戸焼の皿のようです。
同じ井戸跡からは、古銭も出土しました。
上の部分が欠けていますが、「永楽通宝」であることがはっきりわかります。
今週は、川跡の掘り下げ中心に調査を進めました。
川跡からは、多くの土器片が出土しています。
また、B区から、東西方向に延びる中世の溝跡が検出されました。
一昨年の西谷地b遺跡第2次調査においても、中世の溝跡が検出されていることから、
その関連性が考えられます。
その溝跡から出土した“下駄”です。
出土した時点で半分程度が欠けている状態でしたが、“下駄”の“台”と“歯”が残っています。
SG6河川跡の掘り下げを行っています。
土を運搬する道を確保しながら、掘り下げを進めています。
SG6を一部、底まで掘り下げました。
底からは、ほぼ完形の土器や木製品が多数見つかっています。
SG6河川跡で見つかった木製の鍬(くわ)です。
ほぼ完形の状態で、縦30cm、横17cm、厚さ4cmです。
柄(え)を差し込む穴もしっかり残っています。
南斜面の掘り下げ状況です。
厳しい残暑の中、検出が進みます。
杭の付近から出土した石器です。
基部が細くなっています。
東側斜面から出土した黒曜石とみられる石材の石器です。
この大きさは初めてです。
説明会に向けての準備を中心に、作業を行いました。
連日雨が降っていたことから、テントの設営等以外にも、
調査区のぬかるみ除去や、遺構内の排水作業に追われました。
22日(土)秋分の日に、蔵増宮田遺跡の現地調査説明会を無事行うことができました。
心配された天候にも恵まれ、暑い中、多くの方に来ていただきました。
先週調査を進めた溝の断面の様子です。
上幅約2m、深さは約1.2mの台形状に掘られていました。
12~13世紀の遺物が出土しています。
今週は天候に泣かされた週でした。
雨で遺構の掘り下げができない日に、縄文時代の遺物が出る地点の掘り下げを行ないました。
縄文時代の石箆(いしべら)という石器が出土しました。
他にも石錘(石のおもり)等が出土しています。
大きな土坑を半分だけ掘って、埋まり方を観察しました。
遺物は出土せず、詳細は不明です。
調査終了までもうすぐです。
天気が崩れましたが、遺構の完掘を進めました。
新たにA区の調査に入っています。A-1区の状況です。
表土を削って遺構検出を行っています。
A-2区の状況です。
壁を削って調査区を整備していきます。
A-1区全景、遺構検出状況です。
石組などが出ています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research