「2026(R8)年度」カテゴリーアーカイブ

砂田遺跡・西原遺跡(8月31日~9月4日)


こちらは西原遺跡北区北東端で確認された長い溝跡です。ほかにも完形の土器を含んだ遺構や深さが1mを超える大きな穴も見つかっています。


西原遺跡北区北端で井戸枠が出てきました。北半分は調査区の外へ伸びており壁が崩れないように掘っていきます。水が湧き出てくるためポンプを稼働させつつ掘っていきます。

飯田館跡第2次(9月7日~11日)


雨の日が多い週となりました。合間を縫って作業を行います。先週に引き続き東端に位置する平場(10区)の調査を行いました。表土から、近世から近代までの遺物が出土しています。


10区の一部を掘り下げた断面になります。今までのトレンチ調査でも確認された旧表土と思われる黒色層が確認されました。旧表土の堆積年代は現在のところ、はっきりとしておりません。表土と旧表土の間には整地層と思われる固くしまった土層が確認されました。場所によって土層の堆積は変化するようですが、人の手によって地形の改変がなされていことは10区においてもいえそうです。

馬場町2番地遺跡(9月7日~11日)


雨の日は調査事務所のなかで、調査で出土し取り上げた遺物を洗浄しました。ブラシを使って、1点1点ていねいに土を落としていきます。


調査区の中央の東側から検出した炭化材や焼土が堆積した土坑の底から、L字状や長方形に加工された石材が発見されました。これらの石材は、いろりの縁に使うような部材の可能性があります。


調査区中央部の畑跡のうねとうねの間の堆積層を掘り下げました。


東西に延びる18条のうね跡が確認されました。いわゆる「屋敷畑」の遺構になりますが、どのような作物を栽培していたのでしょうか?

車ヶ渕遺跡(9月7日~11日)


今週は雨が多く、雨の合間を縫って作業を進めました。


掘削を進めると、帯状や円形に土色が変化する場所があり、溝や柱穴などの跡と考えられます。


土色変化の内側からは、いくつか遺物の出土がみられます。これは裏返って出土した食器のフタで、平安時代のものと考えられます。

馬場町2番地遺跡(8月31日~9月4日)


調査は徐々に南側の遺構の精査に移っています。


北側の廃棄土坑の精査も続いています。その廃棄土坑の底面付近からは、小さな魚形の金属製品が出土しました。


調査区の中央部付近では大きな穴が2つ重なって検出されました。ただし、これらの穴の性格はいまのところ不明です。


調査区中央部の土坑から、3枚の同じ形をした漆器の板が出土しました。漆器は木の部分が腐食していてほとんど失われていますが、漆を塗った部分だけが残っています。出土直後の漆は、色がとても鮮やかに見えますが、時間がたつと徐々に色がくすんていきます。

飯田館跡第2次(8月31日~9月4日)


今回の調査区の中で東端に位置する平場の調査を開始しました。面積も広く、昨年調査し遺構が確認できた調査区に近いため、何らかの生活の痕跡が検出される可能性が高いと思われます。


トレンチでの調査も順調に進んでいます。各トレンチで土層の様相が違い、埋め土による改変などが各トレンチで確認できています。

車ヶ渕遺跡(8月31日~9月4日)


今週で重機の稼働は終わりました。次は人力で薄く削りながら土色や質感の変化を手がかりに建物等の跡を探して行きます。


調査済みの北側調査区をさらに掘下げたところ、南北に伸びる溝が発見されました。この溝を含む層からは、上の層よりも数百年古い遺物が出土しています。


四角形に見えてくる土色の変化は建物の跡と考えられます。ほかにも数件の建物跡がみつかっています。

東原遺跡第2次(8月24日~28日・31日)


調査は終盤を迎え、調査区南側を中心に竪穴建物の土層観察畦などを掘り下げて遺構の完掘作業を進めました。


8月17日~22日調査速報の空撮は調査区中央部を対象としたもので、あらためて調査区南側の空撮を実施しました。写真手前の竪穴建物では、カマドの脇で大量の土器が埋まった土坑を確認しました。


8月いっぱいで発掘作業員の皆さんとの現場作業を終え、調査器材と出土遺物をセンター本部へ搬送しました。昨年から多くの方々にご協力いただき、感謝申し上げます。

馬場町2番地遺跡(8月24日~28日)


調査区中央部も、調査区と同様に江戸時代の土坑が数基発見されました。


土坑の底面における、遺物の出土状況です。江戸時代の肥前地方で焼かれた徳利や鉢、甕などの陶磁器が出土しました。また、京焼と考えられる茶碗も出土しました。


先週、釣りをしている太公望の絵が描かれた茶碗が出土した土坑の掘り下げを引き続き行いました。色絵や染付などの磁器や陶器のほか、漆器などが大量に出土しました。


雨天時は、これまで出土した遺物について室内で洗浄作業を行いました。土で汚れた遺物をきれいにしていくと、庄内藩上級家老の屋敷で使われていた道具があらわになっていきます。肥前や京焼などの高級品の陶磁器がとても多いことがわかってきました。