「村山地方」カテゴリーアーカイブ

東熊野苗畑遺跡(8月30日~9月3日)


いよいよ河川跡の掘り下げが始まりました。
並行して遺構の配置を図面にするための測量も行っています。


9月1日より名取地区から14名の作業員が増員されました。
まずは、調査主任から遺跡の概要を説明します。


河川跡の新旧を確認するために、断面図をとります。
その結果、時代の違う4本の河川跡が重なっていることがわかりました。


2番目に古い河川跡から縄文土器片が出土しました。
かなりまとまっていて、全体の形がわかります。
深鉢のようです。


清水遺跡(2)(8月30日~9月3日)


調査区西側の斜面から、柱穴と思われる遺構が多数検出されました。
柱穴の位置関係等、調査を進めて精査に臨んでいきたいと思います。


9月1日から新しい作業員の皆さんが増えたことで、
テントをもう一張増やしました。
9月に入ったとはいえ、厳しい暑さがまだ続きます。
休憩を適宜とりながら、作業をがんばっています!


清水遺跡(1)(8月30日~9月3日)


調査区の中央を縦断する溝跡を掘り下げました。上の層を掘り下げた様子です。
平安時代の土器が出土しています。


溝跡は上層に黒い土、下層に粘土と砂が混ざった土が堆積していました。
下層からも平安時代の土器が出土しました。


下層から出土した須恵器の壺です。


田向2遺跡(8月23日~8月27日)


翌日の空撮のために、掘り上がった調査区全体の整備を行いました。


空撮ののち、補足作業を行いました。
測量機器を使って、溝跡の平面図を作成しました。
図面作成の作業も、これが最後です


補足作業では、遺構の写真撮影も行いました。
これで今年度の調査の一切を終えることになります。


田向2遺跡、経塚森遺跡の発掘調査に携わった調査員と作業員全員で、記念撮影を行いました。
今年の異常な酷暑の中、ともに汗水を流し、調査を進めてきました。
8月27日をもって田向2遺跡、経塚森遺跡の調査を無事に終えることになりました。
皆さん、本当にお疲れさまでした。


沼田2遺跡(8月23日~8月27日)


全景写真を撮るために、拡張範囲全体をきれいにしてもらいました。
溜まっている水も、スポンジを使って吸い取ってもらいます。


土のうも、写真撮影の妨げにならない場所に移動させます。
ビニールシートを留めるために使っていた土のうが、かなりあります。


遺構検出状況の全景写真です。
写真奥(調査区より北側)では、すでに高速道路の工事が始まっているようでした。