降雨による調査の遅れを取り戻すべく、懸命に作業をしています。
役割を分担して、遺構の掘り下げや図面作成などを並行して行っています。
遺構の断面を調べるために、半分だけ掘り下げた状態です。
黄色の明示板で標識された釘の頭の位置が、遺構断面図を作成する際の基準点となります。
夕方にふと東の空を見ると大きな虹がかかっていました。
今回の調査が、遠い過去の文化を現代に伝える虹の架け橋となることを願いながら、
一日の作業を終えました。
11月に入り冷たい風が体にしみいるようになってきました。
調査区から見える葉山も雪化粧しはじめました。
防寒対策をきっちり行い、作業にのぞみます。
写真等の記録をとるために、遺構をきれいにする作業も忙しくなってきました。
色々な道具を駆使してきれいに掃除をしていきます。
柱穴と思われる遺構です。
調査区の北側では同じような柱穴がいくつか確認されました。
引き続き河川跡を掘り下げていきました。
木や木の実などがたくさん出土しました。
遺跡の広がりを調べるために、調査区より西側に6か所のトレンチを設けて、
掘り下げを行いました。
調査区の南側を拡張したおかげで、これまで一部分しか確認できなかった住居跡(ST10)は、
全体の規模がわかるようになりました。
拡張区南西側では、須恵器の破片がまとまって出土しました。
大きな甕の肩部にあたります。
測量器を2台使って、一気に測量図の作成を行いました。
順次、河川跡の掘り下げを進めていきます。
水、泥、砂、残存した流木との闘いですが、
ときおり顔を出す土器の破片や石器が、
苦労を和ませてくれます。
発掘調査事務所の駐車場から、
きれいな虹が見えました。
平安時代の竪穴住居跡です。
柱の跡、カマドの跡もきれいに残っていました。
カマド跡です。
上の部分は壊れています。
赤く見える土は、焼けてしまった土です。
発掘調査はいよいよ佳境に入ってきました。
調査区内には竪穴住居跡がたくさん見つかっています。
カマド跡の周りなどは特に慎重に調査を進めています。
大型の遺構の掘り下げを始めました。
竪穴住居跡が何棟か重なっているようです。
こちらの竪穴住居跡はほぼ精査が終了しました。
一辺5m程の竪穴住居跡です。
調査もいよいよ終盤です。
掘り下げと記録を並行して進めていきます。
調査区西側の様子です。
所々に見える黒色のシミのようなところが、
遺構だと思われます。
遺構の掘り下げを行いました。
遺構から土器が見つかりました。
遺構の掘り下げを行いました。
この日は雨の中での作業となりました。
住居跡の柱穴と思われる遺構を掘り下げたところ、
柱痕らしきものが見られました。
きれいな円形になっています。
数多くある住居跡の精査が進んでいます。
今日もカマドの跡からたくさんの土師器の甕や杯が出土しました。
別の住居跡からは完全な形の土師器の杯が出てきました。
今週は、雨に悩まされた一週間でした。
そのため、調査が思うように進まず、
雨が降っては調査区が水没してしまい、
その都度、ポンプをフル稼働して排水作業を行いました。
週の後半になってようやく天候が回復し、
ひしゃくやスポンジを使って手作業での排水作業を行いました。
排水作業が終わり、先週確認した遺構のマーキングを行いました。
どうやら遺構は、調査区の西側に集中しているようです。
調査区の西側で検出された、不定形な落ち込み状の遺構を掘り下げています。
箸が突き立ててある場所からは土器の破片が出土しました。
今週は雨の日が多く、その都度排水作業に追われて、
調査の進展が滞りがちです。
遺構の位置関係や形状などを記録しています。
調査区全体を図面化し、遺構の配置図を作成しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research