遺構平面図を作成しています。
高低差があるので気をつけながら測量しています。
今週は北原4遺跡で出土した土器を紹介します。
この土器は古代の須恵器で、
調査区の中でも、最も標高が高い地点で出土しました。
10月も残りわずかとなり、午後4時を過ぎると太陽は山影へ隠れてしまいます。
調査も大詰めとなり、作成した平面図の確認作業を行っている様子です。
河川跡の土層断面図を作成しています。
今週は記録作業に重点を置いて作業しました。
奥では河川跡の拡幅をすすめ、
手前では土層の特徴と堆積状況を観察して記録しています。
河川跡には十和田火山のものとみられる
灰白色の火山灰が厚く堆積しています。
河川跡の各層からサンプルを採集しました。
調査終了後に、理化学分析を行う予定です。
竪穴住居跡が見つかった
調査区の北西部分で拡張作業を行いました。
住居跡を掘り下げると、いろいろなものが出てきます。
写真はカマドから土師器の甕や坏がまとまって出土した状況です。
また、別の住居跡からは鉄製の刀子(とうす)が出土しました。
遺構精査がすすむと、その都度記録作業も大忙しです!
溝跡から墨書土器が出土しました。
これまで出土した「縄」の文字の他、「矢田」と書かれた土器も出土しました。
溝跡から土器が出土した様子です。
溝の底には数センチ大の石が敷き詰められていました。
石敷きの上から多量の土器が出土しています。
10月24日、現地で調査説明会を開催しました。
考古学ファンや地元の方、
80人以上の方々に調査の様子を見ていただきました。
重機で表土を除去していると、溝状の遺構が検出されました。
重機による表土の除去が終わったら、
今後は、地表面の整理や精査が始まります。
調査区を一周する排水溝を掘りました。
森の原遺跡は粘土質で、水はけがよくないため、
排水溝を作り、雨水や湧き出た水を逃がします。
測量機械を使って、調査区を格子状に地区割りしています。
地表面を一辺4mの正方形で区分し、
その頂点の位置に測量びょうを誤差1mm以内の精度で打ち込みます。
検出された遺構の輪郭を線引きしています。
遺構に番号を付けています。
園芸ラベルを利用して、遺構の種類と番号を標識します。
先週に引き続き溝跡の精査作業を行いました。
竹串のラインを目印に地層ごとに掘り下げていきます。
北側で検出した土坑は深いものもあり、腹ばいになって掘り下げています。
調査も終盤にはいり、平面図の記録作業も忙しくなってきました。
いくつかのペアで並行して図面をとっていきます。
今週も遺構の掘り下げを行っています。
比較的大きな土坑を慎重に掘っています。
倒木の痕跡です。
調査区内ではこのような倒木痕が複数発見されています。
土器片が出土しているものもあります。
遺構平面図を作成しています。
遺構の掘り下げがほぼ終わり、平面図などの記録作業が多くなってきました。
調査区の北西側で検出された掘立柱建物跡の精査作業を行っています。
精査の結果、柱痕が確認されたものもありました。
測量機械(トータルステーション)で遺構の平面記録を作成しています。
記録作業も発掘調査の中で重要な仕事です。
これは調査区の中央部にある河川跡で出土した縄文土器です。
口縁部がしっかりと残っています。
調査も遺構を掘り下げる段階に入りました。
ここでは複数の竪穴住居跡が重なっているため、慎重に調査を進めています。
並行して遺構の記録作業も行なっています。
これは竪穴住居跡にある土層の状況を図面に記録しているところです。
隣のB区からは、1mを超える深さの溝状遺構を掘りました。
動物を捕まえる「落とし穴」だったのでしょうか。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research