今週も引き続き遺構の精査作業です。
調査区の周辺では稲刈りがはじまりました。
長らくシートをかけていた所は、泥をかぶったり苔やカビが生えてしまいました。
表面をきれいにしてから遺構の精査作業に入ります。
徐々に出土する遺物が増えてきました。
出土した遺物の地点は、座標をとって位置を記録します。
今週も溜まった水を汲み出す作業から始まりました。
最近は雨の日が多くなり、バケツや柄杓が大活躍しています。
北原2遺跡の南端部で行っているトレンチ調査の様子です。
主に南西側で遺構・遺物が見つかっています。
見つかった遺構・遺物の位置を記録しています。
「The 排水」・・・河川跡の遺跡のため、
雨の日の翌日は調査員・作業員総出の排水作業から始まります。
少しでも水はけを良くするために、排水溝を掘りました。
作業員の手仕事ですが、そのスピ-ドと丁寧さには驚きます。
河川跡を掘り下げると、埋もれた樹木が出てきました。
加工された跡はあるか?木の種類は?埋もれた時代は?
今後の調査が待たれます。
出土した樹木は、乾燥による損傷を防ぐために、
ラップでくるんで保護し、さらに河川跡の調査を進めます。
ゴルフ場への道路北側の調査区から、何らかの穴と思われる遺構が見つかりました。
詳しく調べるため、底まで掘り進めていくことにしました。
ゴルフ場への道路をはさんで南側の調査区です。
ここからは、多数の土師器片・須恵器片だけでなく、住居跡がでています。
今週も新しい住居跡が見つかりました。
あわせて10棟以上検出されています。
先週紹介した火山灰の下を掘り下げました。
完全な形の須恵器など、たくさんの遺物が出土しています。
西郷小学校地域探検クラブのみなさんが遺跡の見学に来てくれました。
次々と見つかる土器に歓声が上がります。
溝の試し掘りをしたところから多くの土器が出土しました。
その中に墨で文字を書いた須恵器が見つかりました。「縄」と書かれていると考えられます。
9月26日に松橋・田向・田向2遺跡の発掘調査説明会が行われました。
およそ70人の方が参加しました。
調査で出土した遺物の説明をしているところです。
みなさん熱心に聞いておられました。
実際に現場で遺構の説明を行いました。
写真は松橋遺跡で検出された掘立柱建物跡の説明をしているところです。
秋雨の晴れ間をぬって、土のうを作っています。
土量のポイントは、軽すぎず重すぎないようにすることです。
今週も先週に引き続き遺構の掘り下げを行いました。
調査区の北側に移るにつれ、遺構の数も多くなってきました。
掘り下げた遺構は写真と記録を取ります。
写真を撮る前に遺構の中と周囲を丁寧に掃除します。
雨や夏の強い日差しから遺構を守っていたシートを洗っています。
今週は北原2遺跡のトレンチ調査を行いました。
場所は遺跡範囲の南端部で、もっとも高くなっている地点です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research