河川跡のトレンチ調査もようやく一段落です。
土の堆積の様子から、4つの時期の川が重なっていることがわかりました。
中断していた遺構の掘り下げを再開しました。
土の色の違いを見分けながら慎重に掘り下げていきます。
河川跡の土層断面を写真撮影しています。
あまり遺構・遺物の確認できなかった調査区南東部ですが、掘り下げてみると、
たくさんの土器片の散らばりが確認できました。どれも縄文時代のもののようです。
南東部から出土した矢じり(石ぞく)です。きれいな赤褐色をしています。
長さ2cmほどの小型のものです。
出土した遺物は、測量機器を使って場所や標高を
図面や調査カードに記録していきます。
遺構検出を行っているときに見つかった石器です。
今後の調査に期待がふくらみます。
タワーを建てて、遺跡の全景写真を撮影しました。
この日は、猛暑の中での作業になりました。
山の斜面にある窯跡の検出作業を行っています。
奥の山の向うには、清水遺跡(1)が望めます。
竪穴住居跡の精査作業をしています。何が出てくるか楽しみです。
調査区の東側で、掘立柱建物跡を確認しました。
完掘状況の写真撮影をする準備をしているところです。
遺構を掘り下げています。土が硬くて大変です。
河川跡に数か所、トレンチを入れました。
深さや土の堆積状況を観察しました。
墨書土器が出土しました。何て書いてあるのかな?
河川跡全体を掘り下げる前に、重複している
より新しい遺構を先に精査しています。
今週は快晴の夏空の下、順調に作業を進めることができました。
黒ボク層の上面で検出した遺構を掘り下げ、図面を作成します。
黒ボク上層の図面作成後は、更に掘り下げて下層の遺構を探していきます。
別の場所では何かを燃やした痕跡をもつ土坑を検出しました。
底から大量の炭が出土しています。
引き続き河川跡のトレンチ調査を行ないました。
遺物が出土する層は慎重に掘り下げていきます。
河川跡を掘り下げている途中で、焼土や炭化物、骨片を含む遺構が見つかりました。
川が埋まりかけた低地も火葬の場として利用していたようです。
A区南西部に集中している竪穴住居跡の精査を本格的に始めました。
移植ゴテや竹ベラ等を使って、慎重に掘り進めていきます。
竪穴住居跡を掘っていくと、焼土や多くの土器片等が確認できました。
昔の人たちの生活の様子がしのばれます。
掘り下げた遺構の土層断面図を作成するなど、
記録作業も並行して進めています。
最後の3区の調査が終了しました。
古代の遺物を含む溝跡や、井戸跡などが確認されました。
8月2日には関係者に調査成果の報告を行いました。
山形城三の丸跡(112号)の発掘調査が無事終了しました。
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
乾燥しきった地面を削るには、散水機で水をまきながらでないと
クワの歯が立ちません。
草を取ったり白線を引き直したり……。
全景写真を撮るために、最後の仕上げをしています。
調査区内にトレンチを設定し、少しずつ掘り下げながら、
遺構・遺物を確認していきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research