調査区の全景です。
雨天時に調査区が荒れないように
河川跡など遺構の上にブルーシートをかぶせています。
雨天後の排水作業です。
地形が山に挟まれた谷なので、
雨天後の湧水が多く大変です。
平板で遺構配置図を作成しています。
晴天時は記録用紙が反射して見にくくなるのを防ぐビーチパラソルも、
時折降る雨を防ぐためにさしています。
前日までの雨で調査区全体が水浸しになってしまったため、
この日は排水作業からのスタートです。
河川跡から検出された火山灰です。
川の流路に沿って堆積していることがわかります。
トレンチ内を掘り下げています。
断面を観察すると、どのように河川に土が堆積していったのか理解できます。
河川跡の上面を削ると、複数の河川跡の輪郭が見えてきました。
どうやら河川は、少なくとも4回程度流路を変えたようです。
河川跡より北側の岸部では、掘立柱建物跡1棟と、
幅の狭い溝に囲まれた住居跡と思われる遺構が1基見つかりました。
調査区北端にかかる河川跡の一部を掘り下げています。
この部分の土層観察からも、河川が流れを変えたり埋没したりを
くり返していることがわかります。
いよいよ河川跡の掘り下げが始まりました。
並行して遺構の配置を図面にするための測量も行っています。
9月1日より名取地区から14名の作業員が増員されました。
まずは、調査主任から遺跡の概要を説明します。
河川跡の新旧を確認するために、断面図をとります。
その結果、時代の違う4本の河川跡が重なっていることがわかりました。
2番目に古い河川跡から縄文土器片が出土しました。
かなりまとまっていて、全体の形がわかります。
深鉢のようです。
平安時代の河川跡の掘り下げを開始しました。
河床まで掘り下げたところです。
上層から平安時代の土器が出土します。
平板で遺構配置図を作成しています。
お盆休みも終わり、調査を再開しました。
休み中に雨が降り、調査区全体が水浸しになってしまったので、
排水作業からのスタートです。
川跡(SG1)の面整理作業を行っています。
白い筋状のものは915年頃に降下した十和田火山灰と思われます。
調査区の全体写真撮影のためにアルミタワーを組み立て、
その上から撮影を行っているところです。
調査区全体の写真です。
黒く蛇行した筋が古代の河川跡と思われるものです。
調査区内を縦走するように流れていたことが伺えます。
重機械を使って、表土を掘り下げました。
この地区特有の真っ黒な土です。
表土除去が終わりました。
大きな川跡が蛇行している様子が見られます。
遺構を見つけるため、ていねいに土を削ります。
土の色の違いが見えてきました。
いよいよ重機を使って、調査区の表土除去が始まりました。
作業員の皆さんも、張りきって面整理作業に取り組みます!
調査区の河川跡から、さっそく須恵器の破片が出土しました。
これからの調査に期待が高まります。
調査区の外周を線掘りした際に数点の土器片が出土したので、
その周辺に手掘りしたトレンチ(T23)の調査も並行して進めます。
移植コテを使って、慎重に掘り進めます。
新しいトレンチ(T23)からは、土器や石器の破片がまとまって出土しました。
梅雨も明け、いよいよ夏本番です。
厳しい暑さの中、熱中症に十分気をつけて作業を行っています。
新たに設定したトレンチを人手で掘り下げています。
この日も暑い中、作業員の皆さんが頑張ってくださいました。
B区のトレンチ(T4)の壁から遺物が出土したので、
北西側を手掘りで拡張しました。
拡張した部分(約1m×10m)からは、土器片などの遺物が多数見つかりました。
どの層にあったかわかるようにしてあります。
拡張部の覆土から出土した遺物です。
土師器や須恵器がほとんどのようです。
間もなく始まる本調査を前に、トレンチの配置図を平板測量で作成しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research