「東熊野苗畑遺跡」カテゴリーアーカイブ

東熊野苗畑遺跡(9月21日~9月24日)


調査区の全景です。
雨天時に調査区が荒れないように
河川跡など遺構の上にブルーシートをかぶせています。


雨天後の排水作業です。
地形が山に挟まれた谷なので、
雨天後の湧水が多く大変です。


平板で遺構配置図を作成しています。
晴天時は記録用紙が反射して見にくくなるのを防ぐビーチパラソルも、
時折降る雨を防ぐためにさしています。


東熊野苗畑遺跡(9月13日~9月17日)


前日までの雨で調査区全体が水浸しになってしまったため、
この日は排水作業からのスタートです。


河川跡から検出された火山灰です。
川の流路に沿って堆積していることがわかります。


トレンチ内を掘り下げています。
断面を観察すると、どのように河川に土が堆積していったのか理解できます。


東熊野苗畑遺跡(9月6日~9月10日)


河川跡の上面を削ると、複数の河川跡の輪郭が見えてきました。
どうやら河川は、少なくとも4回程度流路を変えたようです。


河川跡より北側の岸部では、掘立柱建物跡1棟と、
幅の狭い溝に囲まれた住居跡と思われる遺構が1基見つかりました。


調査区北端にかかる河川跡の一部を掘り下げています。
この部分の土層観察からも、河川が流れを変えたり埋没したりを
くり返していることがわかります。


東熊野苗畑遺跡(8月30日~9月3日)


いよいよ河川跡の掘り下げが始まりました。
並行して遺構の配置を図面にするための測量も行っています。


9月1日より名取地区から14名の作業員が増員されました。
まずは、調査主任から遺跡の概要を説明します。


河川跡の新旧を確認するために、断面図をとります。
その結果、時代の違う4本の河川跡が重なっていることがわかりました。


2番目に古い河川跡から縄文土器片が出土しました。
かなりまとまっていて、全体の形がわかります。
深鉢のようです。


東熊野苗畑遺跡(8月18日~8月20日)


お盆休みも終わり、調査を再開しました。
休み中に雨が降り、調査区全体が水浸しになってしまったので、
排水作業からのスタートです。


川跡(SG1)の面整理作業を行っています。
白い筋状のものは915年頃に降下した十和田火山灰と思われます。


調査区の全体写真撮影のためにアルミタワーを組み立て、
その上から撮影を行っているところです。


調査区全体の写真です。
黒く蛇行した筋が古代の河川跡と思われるものです。
調査区内を縦走するように流れていたことが伺えます。


東熊野苗畑遺跡(7月26日~7月30日)


いよいよ重機を使って、調査区の表土除去が始まりました。
作業員の皆さんも、張りきって面整理作業に取り組みます!


調査区の河川跡から、さっそく須恵器の破片が出土しました。
これからの調査に期待が高まります。


調査区の外周を線掘りした際に数点の土器片が出土したので、
その周辺に手掘りしたトレンチ(T23)の調査も並行して進めます。
移植コテを使って、慎重に掘り進めます。


新しいトレンチ(T23)からは、土器や石器の破片がまとまって出土しました。


東熊野苗畑遺跡(7月5日~7月9日)


B区のトレンチ(T4)の壁から遺物が出土したので、
北西側を手掘りで拡張しました。


拡張した部分(約1m×10m)からは、土器片などの遺物が多数見つかりました。
どの層にあったかわかるようにしてあります。


拡張部の覆土から出土した遺物です。
土師器や須恵器がほとんどのようです。


間もなく始まる本調査を前に、トレンチの配置図を平板測量で作成しています。