
全景写真を撮るために、拡張範囲全体をきれいにしてもらいました。
溜まっている水も、スポンジを使って吸い取ってもらいます。

土のうも、写真撮影の妨げにならない場所に移動させます。
ビニールシートを留めるために使っていた土のうが、かなりあります。

遺構検出状況の全景写真です。
写真奥(調査区より北側)では、すでに高速道路の工事が始まっているようでした。

今週は全景写真の撮影を行いました。
表土除去以降、調査区を強い日差しと激しい雨から守ってきた
ブルーシートをすべて片づけています。

北側から撮影した調査区全景写真です。

今週から遺構の精査を始めています。
慎重に掘り下げています。

平安時代の河川跡の掘り下げを開始しました。

河床まで掘り下げたところです。
上層から平安時代の土器が出土します。

平板で遺構配置図を作成しています。

黒色の土の面を整理して遺構を探しています。
遺構にも黒っぽい土が埋まっているため、
土の違いがわかりづらいです。

トレンチの壁に見えた断面、
遺物の位置などをてがかりに住居跡を検出しました。

竪穴住居跡の検出状況を撮影しました。
中央の白い部分は火山灰と考えられます。

同じく火山灰の堆積している土坑です。厚い部分では10cm程度の堆積が確認できました。

遺構の掘り下げと並行して、掘り上がった遺構を平面図に記録していきます。

田向遺跡の調査もいよいよ終了間際。
残った部分の遺構精査を進めていきます。

翌日の写真撮影に向けて、調査区全体の清掃を行っています。

調査の最終段階で、ラジコンヘリコプターによる遺跡の空中撮影を行い、
田向遺跡の発掘調査は無事終了しました。

土坑の底からほぼ完形の土器が出てきました。

スコールのような大雨が降り、わずか1~2時間で現場が水浸しになりました。
地面がカラカラに乾いていて、確かにひと雨ほしかったところなんですが…。

焼失住居跡の精査をしています。
炭化材を残して土の部分を掘り下げていきます。

炭化材の検出状況です。
向かって左手前は焼土が広がり、
右手側には建築部材と思われる炭化材が認められます。

炭化材の広がりを写真と図面で記録した後で、
さらに床面まで掘り下げていきます。

大型竪穴住居跡から出土した須恵器の壺です。
口の部分を中心として良好な状態で残っていました。

空中撮影用のラジコンヘリです。
調査の完了した調査区の撮影を行いました。

12区・14区に位置する掘立柱建物跡です。
農業用水路を挟んだ両側に柱穴がひろがる様子が見て取れます。

102号住居跡の遺物出土状況です。
先週お伝えした住居跡と同様に、
炭になった住居の部材や土師器が多く出土します。

住居跡の東側で確認されたカマド跡です。
火を焚いた焚口(たきぐち)や、
カマドに据えた土器を支えるための支脚(しきゃく)が見えます。

住居跡からは、形の良く残った土師器の坏がまとまって出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research