「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

堤屋敷遺跡第2次(10月29日~11月2日)

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大溝跡(SD205)から出土した遺物の取上げ作業の様子です。

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大溝跡の東側と西側の底面から、木の杭列が確認されました。溝跡の伸びる方向に対して横に杭が並んでおり、どちらも溝が大きく曲がる地点に位置しています。

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大溝跡から出土した箱状の木製品です。埋まった土の重さで押し潰れ、何枚も板材が重なった状態で出土しました。四隅には釘跡が確認できます。

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上面の板材を取上げた状態です。丸い穴があり、穴の縁の部分は火を受けたためか黒く焦げています。


上の寺遺跡(10月22日~10月26日)

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全ての遺構の調査が終了しました。
最後にラジコンヘリで空中から写真撮影を行いました。

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発掘に使った機材をトラックに積み込んで撤収します。

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出土した板碑を囲んで記念写真です。
調査にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
来年度の2次調査をお楽しみに。


堤屋敷遺跡第2次(10月22日~10月26日)

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堤屋敷遺跡の東半部の完掘状況です。写真手前の赤いラインにSD溝跡、緑のラインがたくさんの遺物が出土したSD大溝跡です。

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大溝跡(SD205)の遺物の出土状況です。

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大溝から出土した木製の鍬(くわ)になります。三つに分かれている部分が耕耘で使う刃の部分で、柄をはめ込む一辺1.5cmほどの穴が開いています。

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大溝跡の東側では、漆器の碗が出土しました。碗は良好な状態で残っており、内面に赤い漆が塗られているのが確認できます。