「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

水林下遺跡第2次(6月28日~7月2日)


重機や手作業で、未調査区の表土と昨年度調査未完了の範囲の埋め土を取り除きました。古代の土器とともに、石器が数点出土しました。


調査区を測量するための基準点と、調査区内を格子状に区切り、遺物や遺構の位置を記録するためのグリッドを設定しました。


ドローンで遺跡上空から撮影したパノラマ写真です。左に鳥海山が、右に日本海と約3,000年前に噴出した「猿穴溶岩」でできた三崎海岸が見えます。遺跡は、ながめが良い場所に立地しているのがわかります。


山形城三の丸跡第22次(6月21日~25日)


山形城三の丸跡の22次調査が開始されました。作業開始にあたり雇用開始式を行いました。


いよいよ調査開始です。今回は4区画に分け調査を行います。まず、1区の表土を重機で掘り下げました。


遺構を検出した状態です。灰色の土壌は近世の整地層のようです。それを掘りこんで井戸跡のようなものが見られます。


杉沢C遺跡第2次(6月22日~25日)


杉沢C遺跡の第2次調査を開始しました。まずは発掘調査器材をトラックから降ろして調査環境を整えます。


調査区まわりの草刈りを行い、重機による表土除去に備えます。


周囲では、ほ場整備のための工事が同時に進められています。安全に気をつけながら9月上旬まで調査を行います。


水林下遺跡第2次(6月21日~25日)


今週より、今年度あらたに調査する範囲を重機による掘り下げを始めました。1万年前以降に堆積した真っ黒な「クロボク土」から、古代の製塩土器などがぱらぱら出土しました。


昨年度につづけて調査を行う範囲についても、覆った盛り土やシートをはがし、検出面を出しました。


上空から今年度の調査区を、ドローンで撮影しました。右側が北になります。まだ掘削していない北側は、9月以降に掘り下げる予定です。


水林下遺跡第2次(6月15日~18日)


遊佐町水林下遺跡の第2次発掘調査が始まりました。調査の開始式を行い、調査で用いる器材を調査事務所へ運び入れ、いよいよ調査が始まります。


調査を始める前に、調査区や休憩場所周辺の草刈りを行いました。この日は、入道雲が湧き出てきて、カミナリが響いてきました。幸い、雨は降りませんでしたが、早くも夏の様相です。


大型重機で表土を掘削する目前に、表土の厚さがどれくらいなのかを調べるために、調査区の南端部をトレンチ掘りしました。早速、近現代の陶磁器や平安時代の土師器と須恵器が出土しました。


杉沢C遺跡(11月16日~20日)


2回目の空撮を行うため、調査区内の水くみ、清掃を行っています。


天候にも恵まれ、無事2回目の空撮を行うことができました。大型のドローンが使われました。


調査もほぼ終了ですが、最後に少しだけ土器などが出土しました。


調査終了しましたので、撤収作業です。
作業員および関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。


水林下遺跡(11月16日~20日)


調査区周辺の写真撮影と調査区の全体的な測量を行うため、ドローンによる空中からの写真撮影を行いました。調査も終盤になってきました。


石器の出土状況です。グレーの札の付近に石器があります。


旧石器が出土した範囲の全景写真です。一段下がった場所がその範囲になります。
調査はほぼ終了になります。次週は調査区の埋め戻しと、片付けを行います。


水林下遺跡(11月9日~13日)


アラレや雨が降る不安定な天気の中、今週の作業が始まりました。


週の後半は天候も安定しました。
出土した石器の年代を推定するため、専門の方に分析資料の採取をお願いしました。


今週は、一般の方にむけて現場の公開を行いました。
足元の悪いなかお越しいただきありがとうございました。


杉沢C遺跡(11月9日~13日)


配石遺構があり、そのそばから縄文土器が出土しています。


配石遺構の石を移動します。とても重かったですが、皆で協力したところ移動に成功しました。


大きな石はテコで持ち上げ、ブルーシートに載せてから皆で引っ張りました。この方法だとかなり大きな石でも移動できそうです。


深さ2mほどの井戸を掘りました。その後3Dモデル作成用の写真を撮りました。